著しい高血圧では、頭痛、嘔吐、視力低下(眼底のむくみ、出血)、意識障害などが起こる場合がありますが、通常の高血圧ではそのような症状が起きることはありません。なぜなら、毛細血管に流れる血液が多くなりすぎないように、その手前の細い動脈が血液量を調整してくれるからです。ただ、この細い動脈が長期間高血圧にさらされると、血管の壁が厚くなり、傷ついて動脈硬化が進みます。そこで初めて脳卒中や心筋梗塞などの大きな病気が起こり、症状が出ます。自覚症状がなくても高血圧の場合がありますので、家庭や病院などでご自身の血圧チェックをしてみてください。
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