13_美波の文化・歴史を訪ねる

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美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
出典：美波町歴史散歩

■ニホンカモシカ
ニホンカモシカは牛科の哺乳動物で、本州・四国・九州の山岳地帯に住み、木の葉や草を常食とし、好んで断崖の辺りを歩き崖地の上に寝る習性を持つ日本固有の獣です。昭和30年(1955)に国の特別天然記念物に指定されました。徳島県では古くから剣山の南部山地を中心に、広い範囲で生息しています。美波町でも赤松や大越の奥山に生息するといわれ、近付き難い急峻な岩の上に立って前方を凝視するニホンカモシカの姿は、以前は奥深い山地でなくては見ることはありませんでしたが、最近は人里や海岸周辺でもたびたび目撃されています。この標本は、平成9年(1997)に山河内の峡谷で溺死していたのを県の許可を得て、剥製化したもので、美波町日和佐図書・資料館で保存・展示しています。

お問い合わせ：
日和佐公民館【電話】0884-77-0028
二ホンカモシカ由岐公民館【電話】0884-78-0007