姉妹都市ケアンズ市へ訪問し、たくさんの学びを得ました!事業についてご紹介します!
■01 姉妹都市ケアンズとは?
▽ケアンズ市ってどんなところ
ケアンズ市はオーストラリアのクイーンズランド州に位置し、自然豊かで観光名所が多い国際観光都市です。世界遺産を2つ有しており、東部にはグレートバリアリーフが広がり、北西部には世界最古の熱帯雨林がある、珍しく魅力ある地域です。
▽美波町とケアンズ市
1969年(昭和44年)4月1日、ウミガメを縁に姉妹都市を締結しました(締結当時は旧日和佐町)。その後、教育や文化など様々な分野で交流を深め、今年で55周年となります。今後も交流を重ね、友好関係を一層深めていきます。
■02 グローバル人材育成事業
▽事業の趣旨
町内の中学生を姉妹都市ケアンズ市へ派遣し、ホームステイや現地での交流を通じて、学生たちの国際理解と友好交流を深めることを目的としています。また、市内観光や散策など、ケアンズ市を楽しく知ることができるプログラムとなっています。
▽令和6年度の事業
今年度は8月22日から31日の期間で実施し、中学3年生12名が参加しました。最終日には台風の影響で帰着日が変更になるハプニングもありましたが、たくさんの思い出を作り、全員元気に帰ってきました。
■表敬訪問と学習
初日はケアンズ市役所や在ケアンズ領事事務所を訪問しました。ケアンズ市役所では学生を代表して栄柚来さんが英語でスピーチ(写真:右上)を行い、参加した方々から温かい拍手とともに心温まる歓迎を受けました。表敬訪問の後はケアンズ水族館内にあるカメのリハビリ施設を見学しました。ここでは、ケアンズ市が実施している環境保全活動やウミガメの保護活動について学びました。ケガをしているウミガメを見学することもでき、改めて環境保全について考える貴重な機会となりました。
■ホームステイ
ケアンズ市初日からホームステイを体験!!ホームステイのオリエンテーションを受け、それぞれホストファミリーのお宅へ向かいました。ホストファミリーの皆さんはとても優しく、学生たちもリラックスして楽しい時間を過ごすことができました。ホストファミリーは日本語が話せないため、勉強してきた英語やジェスチャーを使って意思疎通を行いました。
「簡単な英文でも伝わった!」と喜んだり、たくさんの異文化体験に驚きながらも、積極的にコミュニケーションを楽しむことができました。
■生物たち
花や葉っぱ、生き物など、すべてが新鮮で驚きがありました。特に、海辺のペリカンには学生たちもびっくりしていました。
■全員でBBQ
ケアンズ市主催のBBQに参加しました。ケアンズ市関係者に加え、ホストファミリーや、ケアンズ市と姉妹都市である栃木県小山市からの短期留学生22名も参加し、楽しい1日となりました。小山市からの短期留学生も全員中学3年生で、すぐに打ち解け、仲良くなることができました。
■現地学校へ通学
トリニティベイステイトハイスクールに2日間通学しました。初めにオリエンテーションを受け、その後、体を動かしながら楽しく英語を学ぶ時間がありました。ギターやカスタネットでリズムを取りながらクイズに挑戦するなど、学生の緊張をほぐす工夫がされていました。学生にはバディが付き、バディの授業に参加しました。授業内容は多岐にわたり、料理や理科、音楽などがありました。中には、筋肉トレーニングの授業など、日本では体験できない授業を受けた学生もいました。
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