美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
■中原家石碑(なかはらけせきひ)
この石碑は西河内原ヶ野の中原宅にあり、「此ノ田地元小田 数除作六数 弘化三丙午年 万右エ門代開 控子孫長久 末世為傅知兵蔵 記之」と刻字されております。赤松の森本利幸氏、山河内の春川登氏に見て頂いたところ、中原家のご先祖が1846年に小さい田を開墾するなどして六枚の田にまとめ耕作しやすくした(耕地整理)、このご先祖の功績を後世に長く伝えるため記念碑として残す、ということが刻字されていると分かりました。重機などが無かった江戸時代に手作業で開墾した往時の大変さを今に伝える貴重な資料です。
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