いきいきと健康的な生活を過ごすため、美波町健康増進課や福祉課による健康情報をご紹介します。
■認知症とは?
▼美波町認知症キッズサポーター養成講座を開催!!
令和6年11月5日日和佐小学校4年生の児童たちは、美波町社会福祉協議会が取り組む福祉教育「やさしいまちづくり(福祉について)」の一環として、美波町キャラバンメイトによる「美波町認知症キッズサポーター養成講座」を受講しました。
▽認知症キッズサポーター養成講座
認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、偏見を持たずに認知症を発症した人やその家族に対してできる範囲で手助けをする応援者のことで、認知症高齢者等にやさしいまちづくりを目指すものです。
日和佐小学校4年生の児童たちは最初に美波町の現状について学び、そして、高齢に伴うからだの変化、認知症について学びました。白髪、しわ、腰が曲がるなど外見の変化はわかりやすいものですが、聴覚や視覚、認知機能の低下などは周囲に伝わりにくく、周囲の理解が少ないと心の変化へつながり、症状の悪化へとつながっていきます。
高齢者におこりやすい変化:
・目(視覚)…視野がせまくなる
・耳(聴覚)…高音域が聴こえにくくなる
・考える力…理解のスピードが遅くなる
・鼻(臭覚)…においがわかりにくくなる
・皮膚(触覚)…温度が感じにくくなる
認知症による認知機能障害:
・失見当識…日にち、時間、場所がわからない
・理解・判断力…さらに考えるスピードがおそくなる、同時に二つ以上のことを処理できない、目に見えないしくみが理解しづらい等
・実行(遂行)機能…目標に従って計画をたて実行することが難しい
認知症サポーター養成講座では、認知症高齢者と話すときは前からやさしく、ゆっくりと、わかりやすい言葉で、短く話すことをポイントとしています。
受講後の児童たちから、先生方の寸劇「こんなときあなたならどうする?」では認知症高齢者に寄り添う声や、「認知症は脳の病気だと初めて知った」などの感想をいただきました。
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