太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!
■ホンソメワケベラ
ホンソメワケベラは体長約10cmのベラの仲間で成魚と幼魚では模様が違います。他の魚の体についている寄生虫や口の中の食べ残しを食べるので掃除屋さんとして知られています。小型の魚から、クエのような大型の魚でもエラや口の中に入って掃除をすることがあります。掃除中、クエは口を大きく開けてじっとしています。大きな魚の口の中に入って食べられないのか心配になりますが、掃除をしてくれるというメリットがあるので食べられることはありません。カレッタで一時期ホンソメワケベラを飼育していたことがあるのですが、同じ水槽内にいる魚たちがクリーニングを求めて順番待ちをしていることもありました。
ダイバー:長楽美保
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