太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!
■ガラスハゼ
ガラスのように透明な体に6~8本の赤い帯模様があるのが特徴です。全長約3cmで、ムチカラマツにくっついて過ごしていますが、細長いものが好きなのかブイの係留ロープなどにいることもあります。
他の生物が近付くとムチカラマツから離れることなく、ひょいっと素早く裏へ回ったり上下に移動して逃げます。因みにムチカラマツは直径約1cm、長さ2~3cmの細長いサンゴの仲間で潮通しが良い岩礁に固着しています。表面にポリプがあり、プランクトンを食べて生活しています。ガラスハゼはペアでいることが多く、繁殖期にはムチカラマツのポリプを取り除いてそこに産卵します。
ダイバー:長楽美保
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