美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
出典:美波町歴史散歩
■龍宝寺(りゅうほうじ)の新四国
赤松・新居屋(にいや)の猪(い)の谷(たに)に大正15年、四国八十八か所霊場の寺名と御本尊を彫った石塔が点々と安置された。これを新四国と呼んでいます。人びとは村内で、八十八か所巡りができるようになりました。
これは、当時の龍宝寺の住職、古田覚眼師が檀家の総代や世話人と相はかり、赤松全村民の協力を得て完成したものです。
この新四国は、昭和54年の山林伐採により龍宝寺の境内に移され、本堂の正面(南側)に2列に安置されました。中央部に弘法大師の石像があり、台石に「大正十五年木岐浦金剛講中」と刻まれています。
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