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自然との共生 持続可能な林業

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徳島県美波町

■都会から美波町へ~林業で第2の人生、小池博志さん
▽小池博志さん
美波町の地域おこし協力隊員として活動している小池さん。
東京都から移住し、現在は「樵木林業研究会」の一員として樵木林業に取り組んでいます。

小池さんが初めて美波町を訪れたのは、大学1年生の時でした。
学友の地元である美波町を訪れた際、もともと自然が好きだった小池さんは、美波町の豊かな自然に魅了されたといいます。
大学卒業後は長年にわたりシステムエンジニアとして働いていましたが、漠然と自然に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。そんな折、美波町で林業に携わる地域おこし協力隊の募集を知り、林業経験のない自分でも応募できると分かり、応募を決意しました。そして現在に至ります。
小池さんが所属する「樵木(こりき)林業研究会」では、地域に根付いた林業の復興と普及を目指しており、主に備長炭(びんちょうたん)の原木となるウバメガシの伐採を行っています。樵木林業とは徳島県南地域の伝統的な林業手法で、選択伐採を行うことで伐採した株から新たな芽が成長し、再び伐採可能になるサイクルを築きます。
小池さんは「山の木を伐採していると聞くと、一般的には自然破壊というイメージがありますが、樵木林業という手法で伐採し、その木材を有効に活用することで、自然環境の保全にも貢献しています。ただ単に切り倒しているだけではなく、その後の森林の再生と循環を皆さんにも知って欲しいです。」と樵木林業の持続可能性について話されました。

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