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ウミガメNews Letter No.37

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徳島県美波町

■日本ウミガメ会議
カレッタが開館した3年後の昭和63(1988)年に「日和佐海亀国際会議」が開催され、国内外のウミガメ研究者や保全活動家が旧日和佐町に集まりました。この国際会議によって、ウミガメを知るためには複数地域の情報交換が必要不可欠であることが強く認識されました。また、日和佐中学校ウミガメ研究班を指導した近藤康男先生も出席されていて、国内から参加していた若手研究者達に国内のウミガメ情報交換を行う役目を託しました。そして、その2年後の平成2(1990)年に最初の「日本ウミガメ会議」が鹿児島市で開催され、活発な情報交換と問題提起が交わされると共に、この会議を継続して開催することが強く求められました。これを受けて、翌年からウミガメに関係のある地域を巡りながら毎年開催されています。昨年は、35回目の「日本ウミガメ会議」が宮崎市で12月に開催されました。例年のとおり、各地から300名を超える参加者が集い、様々な情報交換や問題提起が行われました。この会議で気になることは、各地から昨年のふ化率が悪かったと言う情報が寄せられたことです。徳島県も同様にふ化率が悪い状況でした。その原因は特定できていませんが、昨年の猛暑が原因であれば短期的な影響かも知れません。しかし、地球温暖化による影響であれば、今後、良くない状況に向かうことになり心配です。一方、明るい話題としては、今年の開催地がカレッタのリニューアルオープンに併せて、美波町に決まりました。まるで、「日和佐海亀国際会議」という砂浜でふ化して大海原に旅立った「日本ウミガメ会議」という子ガメが生まれた砂浜に帰ってくるようなイメージです。開催日程は令和7年11月28日(金)から30日(日)の予定です。皆様のご支援、ご協力を頂きながら開催の準備をして参りますのでよろしくお願いいたします。
館長:平手康市

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〒779-2304徳島県海部郡美波町日和佐浦369うみがめ博物館カレッタ「質問係」

■Question
「日本ウミガメ会議」には研究者でないと参加できないのですか?

■Answer
いいえ、だれでも参加できます。研究者、水族館の飼育員、地元の砂浜に産卵に来るウミガメが気になる人などが参加します。もちろん美波町内からの参加も大歓迎です。これまでの会議では小学生の活動報告もありました。

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