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海の恵みから生まれた地域貢献「とくしま特選ブランド」に認定!江本達哉さん

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徳島県美波町

美波町で漁師と水産加工品製造を営む江本達哉さんが作る「アオリの沖漬け」が“とくしま特選ブランド”に認定されました。ご飯にもお酒にもぴったりなこの商品は、グルメ情報誌が実施した「ご飯のお供グランプリ」で大賞を受賞した実力派の一品です。
とくしま特選ブランドとは、徳島県知事が認定した、徳島を代表する優れた県産品のことです。国内外に誇れる品質と独自のこだわりを持つ、徳島県を代表する商品が認定されています。

今回は、「アオリの沖漬け」を生み出した江本さんにお話しを伺いました!
江本さんは地元の高校を卒業後、大阪の調理師専門学校で調理師免許を取得し、2年間料理人として経験を積みました。その後、2003年に帰郷し、以前から興味があった家業の漁師を始めました。
料理人としての経験を活かし、美波町で新たな挑戦がしたいーーそんな思いから、漁師として水揚げした魚を使った加工品の製造を始めます。最初は干物などの一般的な加工品を製造していましたが、試行錯誤を重ねる中で、現在の看板商品「アオリの沖漬け」が誕生しました。この商品は、漁が最盛期を迎える秋から冬にかけて、特に美味しい時期に獲れたアオリイカを使用し、特製のタレに漬け込んだ一品です。鮮度へのこだわりと手作りの温かみが詰まった、味わいが特徴です。
商品が完成するまでには多くの苦労があったと話す江本さんですが、「お客さんからの”美味しい”と言う言葉を聞くと、これまでの努力が報われたように感じます。素直に嬉しいし、これからも頑張ろうという気持ちになります。」と語り、さらに「商品を通じて地元の魅力を知ってもらえたら、もっと嬉しいですね。」と、笑顔で話してくださいました。
現在では、アオリイカに加え、タコの沖漬けも製造しており、県内の飲食店や土産店、イベント販売などを通じて多くの人に届けられています。また、美波町のふるさと納税の返礼品にも登録されており、人気の返礼品として町に貢献しています。
さらに、江本さんはタコのうま煮も製造しており、現在、防災備蓄品として町の耐久テストを行っている段階で、このテストに合格すれば、災害時の備蓄食品として活用される予定です。
江本さんが手がける加工品は、単なる食品ではなく、美波町の海の恵みや地元漁師の魅力を全国に伝える存在となっています。その背景には、地元への想いと、地域の活性化や発展を支えたいという強い意志が込められています。皆さんも商品を手に取り、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

江本さんは、「たつ兄」の愛称で親しまれ、商工会青年部長として地域イベントの企画や運営にも携わっています。
一度美波町を離れた経験を持つ江本さんだからこそ、美波町の豊かな自然や人々の温かさを実感しているそうで、「生まれ育った美波町に少しでも恩返しができるよう、これからも自分のペースで頑張りたい。」と話してくださいました。
今後の活躍にも期待です!

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