美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
出典:美波町歴史散歩
■恵比須洞(えびすどう)
通称、後山(うしろやま)の東端で海岸に面したところにあります。
美波町の海岸は太平洋の激浪に洗われ、到る所に海蝕洞がみられます。標高52mの岩山の内部が波涛で浸蝕され、大きな洞穴が形成されています。この穴の入口は沖に向かって開き、上部には岩山を巡る遊歩道と展望台があり、大浜海岸や太平洋の佳景を遠望することができます。洞穴は、内部が幅32m、高さ31mの半円状に貫通しています。この穴は左右に分かれ、北側の奥行は48mに達し、後方に口をあけています。激浪が突入する時の轟音と出口から噴出する海水の状況は実に壮観です。
かつては、洞穴に「イワツバメ」が棲息し、数百匹は群をなして飛びかっていました。
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