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みなみの海のいきもの図鑑(ずかん)

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徳島県美波町

太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!

■ハナミノカサゴ
ヒラヒラと長いヒレを持つ見た目が華やかなハナミノカサゴ。体長は約30cmで、体には茶色と白の縞模様、尾ビレには斑紋があるのが特徴です。泳ぐ時はヒレをユラユラとゆっくり動かし漂うように泳ぎます。オシャレな姿をしている魚ですが、背ビレ、腹ビレ、尻ビレの先には毒針があり刺されると危険です。敵が迫ってくるとヒレを向けて身を守ることもあります。日中は岩陰などにひそんでいることが多いのですが、夜になるとエサを求めて動き出します。小魚や甲殻類を食べる肉食性で、獲物を見つけると胸ビレを広げて追い込み、すばやく口を開いてシュポっと吸い込んで食べます。
ダイバー:長楽美保

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