■9月29日(日)、JR松山駅付近が生まれ変わる
待望の高架切替え 新駅舎になって、より快適・便利に!
※9月12日時点の情報。天候等により切替え日が変更になる場合があります。
平成20年度から始まった「JR松山駅付近連続立体交差事業」。JR松山駅を中心とする約2.4km間の高架化(道路と鉄道の連続的な立体交差化)が進められてきましたが、9月29日(日)に、高架切替えし、駅舎が新しくなります!
従来の松山駅周辺は、南北に走るJR予讃線と車両基地・貨物駅による市街地の東西分断や、踏切による日常的な交通渋滞により、地域住民の生活に支障を来しており、駅周辺の都市機能の発展を図るうえで、鉄道の高架化が大きな課題となっていました。そこで県では、当事業に取り組み、交通環境の大幅な改善を図るとともに、松山市が行う土地区画整理事業等と一体的な整備を進め、県都松山の陸の玄関口にふさわしい、魅力あるまちづくりを目指します。
◇新しくなる松山駅付近
※本紙に図が掲載されています。
「新・松山駅にぜひお越しください!」
■今後は8箇所の踏切を撤去 高架区間沿線の交通環境が向上します
鉄道の高架化とまちづくりを一体的に行うことで、駅および駅周辺地域全体の活性化を図っています。本事業で、松山市美沢2丁目~空港通1丁目にある8箇所の踏切を撤去することにより、踏切渋滞や踏切事故が解消されます。今後は、駅周辺の道路の整備により、交通の円滑化を図ります。
また、列車が走行するレールには約25m毎に継ぎ目があることから、ガタンゴトンという音が生じていましたが、高架化に合わせてロングレール(※)を設置することで、走行音が低減されます。
JR松山駅もバリアフリー化され、誰もが安心して利用できるようになります。
(※)1本のレールが200m以上になるよう溶接し、従来の継ぎ目を少なくすることにより騒音や振動を解消するレール
◇松山近郊を走るJR予讃線が変わります!
※本紙に図が掲載されています。
■TOPICS 新駅舎にも注目!
(1)県都松山の陸の玄関口としてより便利に
駅西口ができることで、駅西側のアクセスが改善。今後、路面電車が松山駅前に乗り入れることで、交通結節点としての機能が向上します。
(2)安全・快適な駅舎とプラットホーム
71年ぶりの建替えとなる松山駅。3代目となる駅舎は2階建となり、天井や内装には愛媛県産スギ・ヒノキを使用。やわらかな雰囲気で乗客を迎えます。1階にはJR四国初となるウォークイン改札、2階には待合室やall gende(r男女共用)トイレを設置。新ホームは2面4線になり、対面乗り換えが可能です。エレベーターやエスカレーターなども整備し、バリアフリーで安全・快適な駅に生まれ変わります。
(3)高架下空間の有効活用
鉄道を高架化することで生み出された高架下空間には、新たな賑わいの場となる商業施設(JR松山駅だんだん通り)や、公共的な利用(駐輪場等)など、さまざまな有効活用がなされます。
問合せ:中予地方局鉄道高架課
【電話】089-941-1111
<この記事についてアンケートにご協力ください。>