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「第76回全国植樹祭」令和8年春に愛媛県で開催!

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愛媛県

■県内での開催は60年ぶり「全国植樹祭」とは?
◇戦後の復興から始まった国民の森林への愛情を培う行事
毎年春、天皇皇后両陛下の御臨席のもと行われる「全国植樹祭」。豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるために開かれる国土緑化運動の中心的行事で、昭和25年(1950)、戦争により焦土と化した日本全国に木を植え、増やして復興を願う取り組みから始まりました。今も都道府県持ちまわりで開かれ、四大行幸啓(※1)の一つに数えられる大切な行事です。
愛媛県では、昭和41年(1966)に温泉郡久谷村(現在の松山市久谷町)で「第17回全国植樹祭」が開催されました。この大会を契機として、県内の林業や緑化運動は大きく発展し、全国有数の林産県へと成長を遂げました。そして令和8年春、60年ぶりとなる「第76回全国植樹祭」の愛媛県開催が正式決定!豊かな森林を次世代に引き継ぐ県民総ぐるみの大会となるよう準備が進められています。
(※1)「行幸啓」…天皇皇后両陛下がご一緒に外出されること。
「四大行幸啓」…全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭

◆会場は「愛媛県総合運動公園」に決定!
2年後に迫った「第76回全国植樹祭」の会場は、松山市にある県総合運動公園に決まりました。大勢の参加者が見込まれ、植樹は園内やその周辺で行われる予定です(荒天の場合は県武道館に変更)。

開催決定時には、県庁の本館前に長さ7mもの懸垂幕が掲げられました。表面には薄く加工した県産ヒノキのシートが張られ、(※2)ヒノキの生産量全国3位を誇る愛媛県らしさをPRしています。
(※2)…農林水産省「令和4年木材統計」

◇日浦緑の少年団 団長
松浦 佑典(まつうら ゆうすけ)さん
松山市立日浦中学校2年生 ※取材時の学年です。

自然に恵まれている愛媛ですが、植樹祭をきっかけに、緑がもっと増えれば良いですね。日浦小・中学校の後輩たちには、530運動(ゴミゼロ運動)などを通して街をきれいにし、自然に親しんでもらいたいです。

◆昭和41年(1966)に開催した「第17回全国植樹祭」ヒストリー
「精英樹(※)による拡大造林」をテーマに、昭和41年4月17日(日)に開催。
約13,000人が参加し、盛大に行われました。
(※)森林の中で、成長や材質などが特に優れている樹木

◆式典会場いまむかし
・昭和41年の様子(温泉郡久谷村)
・令和4年の様子(現在の松山市久谷町)
※本紙に写真が掲載されています。

■近年はおもてなしも盛大に!全国植樹祭を機に森林資源循環利用の推進を
去る令和5年6月4日(日)には、岩手県陸前高田市にて「第73回全国植樹祭」が開催されました。新型コロナウイルス感染症対策により縮小開催だったものの、県内外から約4000人が来場。式典会場で天皇皇后両陛下によるお手植え、お手播き行事などが行われ、華やかなステージや郷土芸能が会場を盛り上げました。招待者を歓迎するおもてなし広場も設置し、県内各地をPRするブースのほか、さまざまな木製装飾物も配置。さらに主会場以外の地域にも3カ所のサテライト会場が設けられ、岩手県が一体となって大変な賑わいを見せたそうです。
愛媛県で開催する76回大会も県内外から5000人規模が来場する見込みで、四国山地の豊かな森を抱く林産県・愛媛を全国へPRする絶好の場となります。この機会に愛媛県産木材の良さを再認識し、持続可能な循環型社会を目指して盛り上げていきましょう!

◇岩手県で盛大に行われた「第73回全国植樹祭」
式典会場には天皇皇后両陛下が着座される「お野立所(のだてしょ)」を設営。ここは会場のなかでもシンボル的な位置づけとなるため、地域の特色を活いかした木造建造物にすることが通例となっています。

■TOPICS-1「第76回全国植樹祭」の大会テーマ・シンボルマークが決定
大会テーマは2,072点、シンボルマークは492点の全国応募の中から選ばれました。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■TOPICS-2 子どもたちが大会に向けて苗木を育てます!
県内の緑の少年団、小学校、中学校、特別支援学校および高等学校の児童・生徒たちを募り、苗木の育成にチャレンジ。育成した木は76回大会の植樹行事や関連イベントで活用されます。(本紙写真は岩手県での実施の様子)
育てるのはクヌギ。県の特産であるシイタケ栽培のほだ木にも使われ、愛媛と縁の深い木です。

問合せ:第76回 全国植樹祭愛媛県実行委員会(森林整備課)
【電話】089-912-2486

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