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自治体の皆さまへ

上島町の未来のために「空き家」をつなごう!

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愛媛県上島町

上島町では、町に住み続けていただく「定住促進」のため、町を好きになり住んでみたい方への「移住促進」のために、空き家・空き地バンク制度を実施しています。
現在、上島町に住み続けたい、住んでみたいといった方から、空き家紹介のご希望を多くいただいていますが、登録物件が少なく、ご希望にお応えできない状況です。空き家・空き地バンクへの登録をぜひ、ご検討ください。

■空き家・空き地バンク ミニコラム(22)
◇空き家特措法に改正の動き
約2年にわたって連載した本コラムも、今回で最終回となります。ここで、国による空き家問題対策の動向をまとめておきましょう。
近年、空き家の数は急速に増加しています。総務省「住宅・土地統計調査」によると、空き家の数は2018年に849万戸に達しています。このうち、別荘などの二次的利用や、賃貸または売却用の住宅を除いた、長期にわたって住人が不在となっている住宅、すなわち、私たちが「空き家」という言葉から想定する状態に合致する空き家は349万戸でした。この数は、1998年からの20年間で約1.9倍に増加しています。
この問題に対応するため、2015年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されました。この法律では、そのまま放置すれば危険な空き家を「特定空家等」と定義し、市町村長はそれに該当する空き家に対して、状態改善の助言や指導を行うことができ、さらにそれに従わなかった場合には、取壊しなど強制的な措置をとることができるとしました。施行から2021年度末までの約7年間に、行政から助言や指導を受けた空き家は3万785戸に達しましたが、所有者に代わって行政が強制的に措置を行う行政代執行は累計で140戸、所有者を特定できない場合に行政が措置を行う略式代執行は342戸にとどまりました。空き家問題への対策を強化するため、同法の改正が議論されています。空き家の所有者には直接影響することですので、ぜひ今一度、空き家の活用をご検討ください。
このコラムでは、これまで22回にわたり、空き家・空き地にまつわる幅広い事柄について、情報提供をさせていただいてきました。上島町でも全国に先駆けて、放置される空き家の増加が、大きな社会課題となっています。上島町においても、空き家・空き地バンク制度や、それと関連した改修等への補助金制度、そして放置していると危険であると判断された空き家を対象とする解体工事への補助金による支援制度がございますので、ご家族で空き家の利活用について話し合う機会を設けていただければ幸いです。

問合せ:空き家・移住定住ワンストップ窓口
弓削総合支所2階
相談専用ダイヤル【電話】0897-77-2501

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