観光協会だより

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■わたしの上島旅ー第37回ー
◇今月の旅人
Y.K(香川県在住)
私と上島町との出会いは、平成29年8月初旬の台風が四国地方に近づくそんな日だった。高知市からの異動を命じられた私はその引っ越しの道中、とても少ない上島町の知識とインターネットで見つけた数枚の写真によって、好奇心を大いに膨らませていたことを思い出す。そして、着任したその日から上島町を離れるまでの1年3カ月は私の人生の中で、夢の中にいるような特別な時間であった。そんな時間を過ごすことができたのも、上島町で出会ったすべての人がすごく素敵な笑顔と心の底から溢れ出るような優しさを持ちあわせ、上島町からのぞむ瀬戸内海の多島美や島内の風景が一層それを引き立てていたからだと思う。
上島町を離れ5年の歳月が経過した今も、ふとした時に「広報かみじま」に目を向け、上島町の友人に連絡をしてみたくなるのはその証であるように思う。そして、上島町で出会った皆さんとの何気ない日常が、よい思い出として今でもはっきりと思い出され、いつかまた上島町へという気持ちにさせられる。
上島町の皆さんと過ごした日々は、長い人生において時間でみてみれば、街中で肩と肩がすれ違った程度のものかもしれないが、本当にたくさんのことを学ばせていただき、成長させていただいた。
上島町でお世話になった皆さんに、あらためて感謝の気持ちをお伝えさせていただきたい。そしてまたいつの日か、皆さんと元気に再会できることを、心から待ち望んでいる。