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自治体の皆さまへ

健康だより

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愛媛県上島町

■共生社会のためにできること
◇共生社会とは
性別、年齢、障がいなど、人それぞれの違いを自然に受け入れ、支えあい、お互いに認めあう社会のことをいいます。障がいのある人も基本的な人権をもっていることを認め、「障がいだからできない」という状況をなくすことが、共生社会の考え方です。
「障がいだからできない」ということがなく、だれでも等しく生活できる社会は、「環境のバリアフリー」と「心のバリアフリー」を実現することで可能となります。
「心のバリアフリー」とは、バリアを感じている人の身になって考え、行動することです。自分の周りには、どのようなバリアを感じている人がいるか。どんなバリアフリーの工夫があるかに目を向け、それぞれが利用しやすい配慮を考えてみましょう。わからなければ何ができるかを「聞く」。困っていそうだけれど、何に困っているかわからない、どんなことをすればいいかわからない。そんなときは、「何かお困りでしょうか?」「私にできることはありますか?」と聞いてみてください。

◇働くことは
人間にとって生きていくために必要な活動のひとつです。特別なものではなく、基本的な社会生活の場面です。働くことができれば、仲間ができ、人と触れ合い、そして障がいへの理解も深まっていくでしょう。
障がいの種類やレベルはさまざまだからこそ、そのグラデーションを把握したうえで、働く人を起点に、働く環境を変えていくことができれば、だれもが自分らしく生きられる「共生社会」が実現することになるでしょう。

◆障がいがあっても仕事で活躍できる支援ポイント
(1)合理的配慮
個人側だけでなく、個人と職場等との相互作用で問題解決をすること。職場で活躍できるように、本人と職場が互いによく話し合い能力を発揮できるように調整していくこと。
(2)差別の禁止
「障がいがある」「仕事ができない」という先入観の克服。職業における強み、興味を重視することで「できない評価」ではなく「できること」を活かせる適材適所を考えること。
(3)具体的な課題への予防的・早期対応
職業生活での課題を小さなうちに、できれば課題となる前に、障がいのことを理解し、対処法を考えて本人と職場が互いに上手に伝え協力しあって解決していくこと。
(4)ナチュラルサポートの維持
「うまくいっている状態=ナチュラルサポート」は、微妙な調整で成り立っている。本人と職場とが調整するためのタイムリーな相談ができること。

「困っていることに対してどう接するべきか」を、お互いが考えて行動することが支援の第1歩です。

◆愛媛県障がい者職業支援事業[移動相談]のお知らせ
「働きたいけど何から始めたらいいかわからない。」「自分ではどんな仕事が向いているかわからない。」など障がいはあるけれど働きたい方、働き続けたい方はご相談ください。相談は無料。秘密は厳守いたします。
日程:令和5年5月25日(木)
場所:弓削地域交流センター(消防庁舎)第2会議室

お問い合わせ:受付 平日9:00~17:00(月曜日~金曜日)
障害者就業・生活支援センター あみ
【電話】0898-34-8811【FAX】0898-34-8833

◆「上島町発達支援センター さくら」
障がいのある方を含めた上島町すべての住民が自分らしく地域で安心して暮らすことができるように、一貫した支援体制づくりを目指しています。

問合せ:上島町発達支援センター「さくら」
弓削総合支所 住民課内
【電話】77-2503(住民課直通)

問合せ:
・生名支所健康推進課【電話】74‒0911
・魚島保健福祉センター【電話】74-1120

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