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令和5年 第4回定例会(3)

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愛媛県上島町

11月15日、全国町村長大会が開催され、岸田総理や額田衆議院議長など来賓多数の出席のもと、「少子化対策を推進し、こども・子育て政策を強化すること」など17項目の要望を決議しました。
また、同日には海事産業の未来を共創する全国市区町村長の会に出席し、「人材確保・育成の取組みの推進」など3項目の要望を自由民主党および公明党の衆・参国会議員に行いました。
11月16日、水産業振興・漁村活性化推進大会が開催され、武村農林水産副大臣や衆参農林水産委員長などの来賓多数の出席のもと、「原油価格および物価高騰への機動的な対応」「漁業経営安定対策の強化と人材の確保・育成」「活力ある漁村づくりと水産基盤整備の計画的推進」「資源管理による持続可能な漁業・養殖業の確立」など上島町にも関連深い要望も含めた全11項目の要望を決議しました。
11月25日、26日の2日間、多用途支援艦「げんかい」の乗船体験や艦艇見学など、海上自衛隊の広報活動が上島町で開催されました。
皆さんもご記憶にあるように、この支援艦「げんかい」は、平成30年7月豪雨時に給水支援等で大変お世話になった部隊の艦艇です。
呉警備隊の岡見司令や武藤艦長などにご案内をいただき、多くの隊員の皆さんにもお会いすることが出来ましたので、あらためて当時のご貢献に感謝を伝えさせていただきました。
さて、今回上程している一般会計補正予算についてですが、国の令和5年度補正予算案において、重点支援地方交付金が追加計上されたことにより、早期執行が必要なことから、まずは、物価高騰に直面する低所得世帯に対する支援事業を計上いたしました。
なお、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し支援を行う、推奨事業メニューについては、正式な制度要綱や交付限度額等が示されましたら、適切な時期に予算計上を行います。
次に、上島町の来年度、令和6年度の当初予算についてですが、11月1日に「予算編成方針」を全職員に通知しました。
予算編成の基本的な考えとして、「入(い)るを図りて出(い)ずるを制す」という財政規律を基本に、予算編成が全事務事業の洗い出しでもあることから、コスト意識を持ち、先例にとらわれることなく、住民目線・家計目線で積極的に事業の見直しを進め、PDCAサイクルにもとづき、成果と課題を検証することにより、スクラップandビルドを徹底することとしております。
過去の、平成29年度から令和2年度決算までに、基金(定期預金)が約8億円も減少するなど、厳しい状況に陥った上島町の財政も、このような財政規律を基本に立ち戻った結果、この3年間で徐々に持ち直しています。
具体的に数字で表しますと、私が就任した令和2年度から令和4年度決算までに、定期預金に例えられる基金を約1億1300万円積み増しができたこと、さらには町の借金である地方債残高は14億6千万円の減少など、将来への負担も軽くなってきています。
ただ、株式会社いきなスポレクが令和元年に作った借金2600万円を、今の職員が懸命の努力により返し続けていることも忘れてはなりません。
今後も上島町の将来のため、未来を担う子ども達のためにも今まで同様、健全な財政運営に努めてまいりますので、議会や町民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、中村知事は12月4日、湯崎広島県知事と本州四国連絡高速道路の後藤社長との「瀬戸内しまなみ海道沿線の地域活性化を考える懇談会」において、「サイクリストを活用しながら、しまなみ海道の自動車の通行台数を増やす視点が重要。その方法として、弓削島、佐島、生名島、岩城島をつなぐ『ゆめしま海道』の活用」を提案されました。
これは、ゆめしま海道にサイクリングを生かした観光コンテンツ開発が必要であり、そのポテンシャルも十分にあるということの表れですので、上島町もこれを受けてしっかり取り組まなければならないと考えています。
今後も堅実な行財政運営はもちろんですが、以前からお伝えしている、上島町の「シー・オブ・ドリームス」も含め、その約束実現へ向け全力で頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

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