【ふるさと魅力発信】天体観測館

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■土星の衛星を見よう
夏休みも終わりに近づいたこの時期、東の空に輝く明るい星があります。それは観望会で人気ナンバーワンの土星です。夏の終わりから秋にかけて見ごろを迎えます。
土星は太陽の周りを回る「惑星」の一つで、地球の大きさの10倍もあり、木星に次いで2番目に大きい惑星です。土星の特徴は氷のかけらで出来ている美しい環です。この環は15年に一度、ほとんど見えなくなる時期があります。しかしこれは環が無くなるわけではなく、環が薄いので真横から見ると環が見えなくなるためです。
最近その土星に衛星がたくさん見つかっています。「衛星」とは惑星の周りを回っている星です。今年の5月に2019〜2021年に取得されたデータから63個の発見が報告され、見つかっている衛星の数は146個になりました。土星探査を行ううえでとても重要な発見なため、さらに見つかるのが楽しみです。
土星は美しく謎多き天体です。望遠鏡を使うと見える衛星もあるので、ぜひ一度、天体観測館に土星を見に来てください。(重藤)

▽学芸員のつぶやき
土星はパッと見てもわかりやすく見ていて楽しい天体です。望遠鏡やカメラ・探査機などの技術が進歩してきているので、近いうちにさらに土星のことを知ることができるかもしれません。

問い合わせ：天体観測館
【電話】41‒0110【HP】http://www.kumakogen.jp/site/astro/