【ふるさと魅力発信】天体観測館

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■おうし座を見つけよう
今回は星占いの星座にもなっている「おうし座」を紹介します。
おうし座はギリシャ神話では、大神ゼウスが変身した牛だとされています。大神ゼウスはエウロパという美しい女性に恋をし、自分と結婚させようと思いました。そのためにゼウスは白い牛に変身しエウロパを連れ去ってしまいました。連れ去った先をエウロパの名前からヨーロッパと呼ぶようになったと言われています。
おうし座を見つける目印となる星は「アルデバラン」という牛の目に当たる赤い星です。アルデバランからVの字に星が並び、そこから2本の角が生えています。背中には「すばる(プレヤデス星団)」が輝いています。すばるは星団と呼ばれる星の集まりで、車のメーカーや人名などに使われ日本ではとても馴染み深い名称です。肉眼でも星が集まっている様子が確認できるため見つけやすい天体です。
神話を思い浮かべながら、アルデバランやすばるを頼りにおうし座を探してみてください。 (重藤)

▽学芸員のつぶやき
大神ゼウスはギリシャ神話にたびたび登場します。ゼウスとしてではなく変身した動物として登場することが多いので、気になった方はゼウスの変身した動物を調べてみてください。

問合せ：天体観測館
【電話】41‒0110【HP】http://www.kumakogen.jp/site/astro/