ゆりラボの酒井です。
久万林業まつりの2日目。この日は、ゆりラボの一員ではなく、本業の木造建築士として車に乗り込みました。
ここで目指すのは、「本物に触れる」機会を作ること。ミニ建前体験と本物の鉋(かんな)を使って木を削る体験を企画しました。仲間の大工さんも駆けつけてくれて、こうした企画を林業のまち久万高原町でいつか実現させたいと予々(かねがね)思っていたので、一人静かに感慨に浸っていました。
始めはぽつりぽつりでしたが、掛け声と掛けやで木を叩く音が会場に響き渡ると、どんどん人が集まりました。まずは子どもたち。そしてその親御さん。中には、木組みの建前を懐かしく見つめる大先輩たちの姿も。
材料は本物の杉と桧。組むのは、小さな大工さんと本物の大工さん。みんなとても良い顔で、力を合わせてくれました。好評により、2回の予定が3回実施することに。うれしい悲鳴とはまさにこのこと。心地よい疲れでした。
この企画で、改めて感じたのは「みんな体験すること、それを分かち合うことが好きだなぁ」ということ。中間支援で大切な、頭だけでなく現場を知ること、人の話をよく聞くこと、そこから得たものを基に助け合うことに通底しているなと感じます。個人としても、ゆりラボの一スタッフとしても、とても有意義な1日でした。
問合せ:ゆりラボ
【電話】27-4086【HP】https://www.yuri-labo.com
営業時間:午前9時~午後5時
休館日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
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