■土偶と石偶(1)
DOGU and STONE figurines
縄文時代を学ぶ際に、通常キーワードとして、土器、土偶、貝塚、竪穴住居などが教科書には登場します。そのため、土偶といえば縄文時代というイメージが強いのではないかと思います。
「ついに土偶の正体を解明しました」というフレーズで始まる『土偶を読む』なのですが、なぜこの本が上黒岩岩陰遺跡と関係があるのでしょうか。
実は土偶とただならぬ関係にあるとされるものが見つかっているからです。いわゆる「石偶」(線刻礫)のことです。
では、この土偶と石偶はどういった関係になるのでしょうか。来月から、そのようなお話をしていきたいと思います。(遠部)
▽学芸員のつぶやき
縄文時代の「縄文」ですが、現在、国際的にもJOMONと表記されています。いわゆる世界で通じる日本語です。
問い合わせ:久万高原町教育委員会(上黒岩考古館)
【電話】21‒0139
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