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【久万高原町の新しい風柔軟なアイデアで地域おこし】協力隊通信 vol.73

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愛媛県久万高原町

~OB・OG編~

今月は、令和4年3月に協力隊を卒業した、山路稜子さんの退任後の活躍を紹介したいと思います。

■愛媛県地域教育プロデューサーに任命されました!
愛媛県の地域教育プロデューサー配置支援事業は、学校と地域のつなぎ役になり、地域づくりや教育の魅力化等の企画や運営に取り組む人材を愛媛県が支援するというものです。令和5年3月時点で、8市町14名が登録されており、山路さんは本町1人目となります。登録者の活動内容は、高校魅力化推進や探究活動の支援などそれぞれの得意分野を生かした内容です。
山路さんの活動内容は
(1)地域の自然や文化を取り入れた総合学習や探究活動の支援
(2)教員のための課外学習支援・伴走 です。
学生時代に取得した自然ガイドの資格や自然体験施設での勤務で培った豊富なガイド経験を生かし、協力隊任期中は面河山岳博物館で勤務した山路さん。地域教育プロデューサーとしての思いや活動状況について話を伺いました。

Q.地域教育プロデューサーとしてどんなことにチャレンジしていきたいですか。
山路:「子どもたちのために活動するのはもちろんですが、先生方も自然体験について知識や経験を求めていると、協力隊時代から感じていました。先生方の野外体験に対してのスキルが上がれば、その学校の生徒全体の学びの質と多様性が豊かになると考えています。〝先生のための野外の生きもの講座〞〝野外でこんな時どうする講座〞など、さまざまな構想を頭の中で練っているところです。興味をお持ちの学校関係者様、ドシドシご連絡お待ちしています!」

Q.協力隊退任後、どのような活動をしていますか
山路:「トマト農家の夫とタッグを組み、『やまじるし』という屋号で〝人と自然を繋ぐ、見つめる、寄り添う〞〝いっしょに遊ぼう〞をコンセプトに、町内をフィールドにした大人や親子向け・子どもを対象にしたガイドや自然観察会、野外・農業体験活動、ドローンによる空撮を用いた調査などをしています。
私は久万高原をフィールドに、主に少人数(最大12人)での自然観察会などを行っています。〝自然の中に町がある〞久万高原町では、四季を通じてさまざまな動植物や絶景との出会いがあります。ただ歩いただけでは見過ごされてしまうような出会いも、専門知識をもったガイドと歩くことで、一瞬の出会いが一生ものの感動へと変わり、自然への興味が日常に戻っても持続する『自然観察の日常化』を目標に活動しています。」
卒業後に企画したイベントは山路さんが好きな植物や爬虫類についてなど、独特の目線で生きものへの愛と魅力を解説してくれるので、子どもたちにも大人気です。山路さんの今後の活躍に期待です!

問い合わせ先:ふるさと創生課 移住促進班
【電話】21-1111(内線325)

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