岩屋寺の年中行事、お童子まつりが開催され、逼割行場(せいわりぎょうば)が一般公開されました。行場とは、仏教用語でいわゆる修行を行う場です。
カメラマンの伊賀上賢二さんの記録写真をもとに、その様子を紹介します。
(※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。)
昨年は梯子(はしご)の架け替えや、柵の修復工事を行ったため、登拝できない状態が続いていました。その行場開きが5月5日に行われました。
5月5日は行場にある三十六童子に因(ちな)んで、子どもの健全、成長を祈願するお祭りとなっています。
お童子まつりでは、町道の極楽橋より出立し、町指定文化財の山門を通り、三十六童子のお参りをしてから、逼割の避け目を鎖で上り、さらに21段の修復した梯子をのぼり、白山社(はくさんしゃ)に登拝します。
少しずつ形が変わってきていますが、いにしえの仏道の修行の様子が、現代まで伝わってきているわけです。
こうした行事によって、今でも700年以上前に描かれた一遍聖絵(いっぺんひじりえ)の世界観、すなわち鎌倉時代の世界を現代の私たちが肌で感じ、知ることができるわけです。
問い合わせ先:教育委員会 生涯学習班
【電話】21-0139
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