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【久万高原町の新しい風柔軟なアイデアで地域おこし】協力隊通信 vol.74

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愛媛県久万高原町

こんにちは、地域おこし協力隊3年目の原田です。中間支援組織「一般社団法人ゆりラボ」を拠点に日々活動しています。ゆりラボの活動の一つである起業支援の一環で、ちょっと面白いセミナー・イベントの運営をお手伝いしました。今回はそのイベントの紹介をしたいと思います。
セミナーのタイトルは「母なる森に還る」と言い、森林の多様なあり方を考えましょうというものでした。久万高原に暮らす人にとって森林はとても身近にあって、林業に携わらなくとも一度はじっくり考えてみたいテーマです。セミナーのコンテンツは大きく分けて6つ。里山の生活、森のキャンプ場づくり、自伐型林業、森の幼稚園、森林療法、森と人の新しい関係づくりと盛りだくさんの内容。すべてに共通しているものは、森林は自然に負荷をかけずに私たちの生活に取り込むことができる、というものです。
例えば、40年間を自伐型林業に捧げる橋本光治さんは「自然をよく観察し考え、それを活かしなさい。すると道の入れ方、木の切り方が自ずと変わってくる」、森の幼稚園の先駆者である西村早栄子さんは「自然をまるごと取り入れることで幼児期の五感を発達させることができる」、「黄金の森プロジェクト」を推進する久万造林の井部健太郎さんは「木に幸せな森は人にとっても幸せ」、畑野川で地域づくりに取り組む藤目節夫さんは「森には心と身体を健康にする癒し効果がある」と語ります。私は林業については全くの素人で「材木を採るための森林」というイメージしか浮かびませんが、もっと多様な森林の取り組みがあってもいいのではと思うようになりました。4日間のセミナーの参加者は延べ50人程度。自伐型林業を志す人や、自然農法の実践者、パーマカルチャーに興味のある人、自然と共存する暮らしを志す人、中には森林というよりは久万高原に興味のある人もいました。いずれにせよみんな自然に対する意識の高い人ばかり。セミナー・イベントの開催はこのように意識の高い人と出会えることも楽しみの一つです。今後もこうしたセミナー・イベントを積極的に活用して、久万高原への移住促進につながるPRを、どんどんしていければと思います。

問い合わせ先:ふるさと創生課 移住促進班
【電話】21-1111(内線325)

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