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《特集》見逃すな!面河山岳博物館 特別展「怪物昆虫」11月26日まで

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愛媛県久万高原町

現在開催中の特別展「怪物昆虫」では、学芸員が独断と偏見で選んだ、約30種の愛媛の昆虫たちを紹介しています。ここでは、特別展の見どころを少しだけご紹介します。

■怪物昆虫とは?
カエルを食べないと成虫になれなかったり、5000個も産卵しなければならないほど運任せな育ち方をする昆虫、カマキリとハチを合体させたような奇抜な見た目など、生態や外見が怪物的な昆虫を指します。怪物昆虫は海外のジャングルに行かずとも、愛媛、そして久万高原町にもいっぱいいます。

■標本と写真による解説
当館学芸員による昆虫愛にあふれた展示箱で怪物昆虫の魅力を紹介しています。加えて、昆虫写真家による決定的瞬間を収めた生態写真や、昆虫館職員による虫が引き立つ白バック写真などで怪物らしさが伝わるように工夫しています。

■怪物ぶりが伝わる動画
展示室では、計5台のモニターを使って、怪物昆虫の動画を流しています。どれも5分以内でさくっと気軽に見ることができるものばかりです。その中でも一番人気はクモヒメバチ。このハチは、巧みにクモを襲い、卵を産み付けて幼虫のエサにします。クモの糸に引っかかったフリをしたり、クモを麻酔して産卵する瞬間など、昆虫とは思えない驚きの映像は必見です。

■身近な種類から世界初まで
受付近くのロビーでは、15種以上の生きた昆虫を展示しています。オオカマキリやエダナナフシなどの身近な昆虫だけでなく、世界初公開となる生きたゴミアシナガサシガメのような希少種も楽しめます。季節によって展示する種や状態が変わりますので、展示が始まった頃には小さかったカマキリの幼虫たちも立派に成長しています。既に訪れた方も、ぜひもう一度足をお運びください。

■外来種
瞬く間に分布を広げ、時に生態系や人間生活に悪影響を及ぼすこともある外来種。今回の展示では、近年愛媛に侵入したばかりの外来カマキリとカメムシを解説しています。

■みなさんへ
今回の特別展で紹介している昆虫は全て、愛媛県に生息しています。身近な昆虫でも拡大したり、詳しく観察するなど、見方を変えると怪物のように見える種がたくさんいます。ぜひ、展示を見た後に野外に出かけて、あなたが思う怪物昆虫を見つけてみてください。(学芸員 安田昂平)

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