令和5年度 決算報告(1)

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令和5年度の各会計の決算がまとまりましたので、概要をお知らせします。

■普通会計　決算の内訳
・歳入合計　108億168万円

・歳出合計　98億2,642万円

●1.普通会計　歳入
令和5年度の普通会計の歳入総額は、前年度より1億6883万円、1・5%の減となりました。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の減や子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の廃止などによる国庫支出金の減少、財政調整基金をはじめとする基金繰入金の減少などが主な要因となり、減額となっています。
町の歳入は、国や県から交付された依存財源が全体の72・1%を占め、町税などの自主財源は27・9%に留まっています。少子高齢化による就労人口減少等で税収の減少が見込まれており、依存財源の比率は今後も増加していくものと予想されます。
安定した財政運営のために、幅広く財源の確保に努めていきます。

●2.普通会計　歳出
歳出総額は、前年度より2393万円、0・2%の増となりました。梅雨前線豪雨災害や前年度の台風による災害などの影響により、災害復旧事業費が62・3%増となっています。
また、アウトドアセンター建築工事や和田ノ窪地区頭首工整備工事等、大規模工事の影響等により普通建設事業費が17・5%増額となっています。
一方で、国の補助を受けて実施したくらし応援商品券事業の減などにより、物件費は14・8%の減額となっております。
今後も、事業の検証や見直しの徹底などに取り組むとともに、目的に沿った基金の利用や公債費の削減(借金の返済)を計画的に進めることで、将来世代への負担を最小限に抑え、バランスのとれた財政基盤の構築に努めていきます。

注記：表内の金額は令和5年度の支出額を表しています。したがって、総事業費とは異なります。

▽久万高原町の家計簿の状況(令和5年度　普通会計決算統計から)
年収300万円(月収25万円)の家計に例えると…



※それぞれの数字は端数処理しています。
※扶助費とは、社会保障の一環として、高齢者、児童などへ行っている援助に必要な経費です。
※繰出金とは、特別会計が安定した運営を行うために一般会計から支出する経費です。
※補助費とは、各種団体への助成金や企業会計へ補助をする経費です。