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【ふるさと魅力発信】面河山岳博物館

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愛媛県久万高原町

■謎がいっぱい、カブトムシの幼虫
4カ月間にわたって開催した特別展「真・カブトムシ」も遂に最終日が来ました。さすがにこの時期に野外で成虫はいませんが、地面の下では幼虫が成長しています。腐葉土やホームセンターの昆虫マットで簡単に飼育できるカブトムシの幼虫。今回は、そんな幼虫について紹介します。
卵は大きさ3mmほどで、孵化直後は重さ0・05gほどしかありません。しかし、孵化して3カ月ほど経つと体重30gを超え、その成長ぶりに驚かされます。ところで、カブトムシはほぼ日本全域に分布し、どの地域でも見た目はほとんど変わりません。特に幼虫の見た目で産地を判別することはできません。しかし、幼虫が育つスピードは各地で差が出るようです。寒い期間が長い北日本では、短い夏から秋の間で素早く成長する能力があることが最近報告されました。
身近なカブトムシの幼虫ですが、土の中での動き方やエサの探し方など、この数年で明らかになった生態が数多くあります。根気強く飼育や観察を続けると、新発見があるかも? (安田)

▽学芸員のつぶやき
今の時期のカブトムシの幼虫は缶コーヒーの直径くらいのサイズ。畑や堆肥置き場から見つかる小さな幼虫は、ハナムグリや他のコガネムシの幼虫の可能性が高いです。

問合せ:面河山岳博物館
【電話】58‒2130【HP】http://www.kumakogen.jp/site/omogo-sangaku/

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