■令和6年度中予地区人権・同和教育研究協議会に参加して
研究協議会が10月31日に学校教育分科会と社会教育分科会に分かれて松山市で開催されました。社会教育分科会は、北条ふれあいセンターで開催され、久万高原町からは「ゆきどけ」スタッフの武田さんが、ご自身の歩みについて体験を中心に報告していただきました。
報告内容では特に、高等学校時代のつらかった体験や、「ゆきどけ」施設のスタッフとの出会いなど、少しずつ自分を見つめる心の居場所ができたことや、社会に向けて何ができるかなどについて、自身の歩みを通した力強い思いを語っていただきました。
▽社会教育分科会に参加しての感想
人権・同和教育研究協議会に参加して、統合失調症により引きこもり生活となったけれど、多くの人のサポートや、障がい者施設「ゆきどけ」との出会いなどを通じて、社会復帰した話を聴き、社会生活の中で自分の居場所があるということが、心の支えとなって前向きに生きていけるのだと感じました。また、久米地区の「さざんか学習会」の復活や松前町の「愛でる会」の立ち上げの話などを聴き、隣保館による長期的な活動が、同和教育をはじめとするさまざまな人権問題の解決に寄与しているのだということを知りました。
あらゆる人権問題を解決していくためには、正しく知り、自分ごととして捉え、解決に向けて行動することが必要であり、自分自身の無意識の中の偏見と向きあいながら、一歩一歩行動に結びつけていくことが大事だと感じました。(菅 儀憲)
問い合わせ先:教育委員会 生涯学習係
【電話】21-0139(内線334)
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