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【久万高原町の新しい風 柔軟なアイデアで地域おこし】協力隊通信 vol.81

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愛媛県久万高原町

地域おこし協力隊担当窓口のジョーンズです。令和5年11月に直木隊員と原田隊員が卒業し、現役の地域おこし協力隊員は2名となりました。
林業担い手を目指す島隊員は、まもなく2年目の活動を終え、現場作業に加え、起業に向けて準備をしていく段階となりました。一人前の林業家になるためにこれまでに習得した技術をさらに向上させるため日々奮闘しています。
現在民有林(檜・杉の混植)の間伐現場で実習を行っています。グラップル(材を掴めるような先端になっている重機)に乗るようになってからの間伐現場は今回が初めてのようです。重機の動かし方はもちろん、切らずに残しておく木の幹や根をいかに傷めないように操作していくか、また、材を重機でどのように掴むのが安全かつ作業上効率的なのか、まだまだ学ぶことがあるようです。
また、厳しい冬を迎え、雪の中で作業をすることも増え、凍った林道での作業は特に気をつけなければなりません。
人工林では、素材生産により収益を得て、のちの再造林へのサイクルに繋げていく必要があるため、なるべく品質の良い材を生産することが求められます。しかし、立木の中には一部曲がっていたり、腐っていたりと材としては価値にならない部分があり、そういった部分を取り除いたものを市場に出荷します。外気温が極端に低い状況下では、木の内部が凍って裂ける現象「寒割れ(かんわれ)」が発生した形跡のある立木もあるようです。これらも材としての出荷は難しいので、作業道の補修などで活用させるなど、久万高原町ならではの経験もしているようです。
さまざまな経験を積んでいる島隊員ですが、安全に配慮しながら現場の様子を撮影し、情報発信も行っています。作業の状況や現場の様子を写真や動画を使ってインスタグラムに投稿しており、これから林業を目指す方に大変好評です。
今年1月に東京ビッグサイトで開催された「JOIN移住・交流and地域おこしフェア2024」では、10組を超える相談者がブースに来られました。相談者の中には、島隊員のインスタグラムを見ている方で、林業に興味が湧きブースを訪れた方もいました。また、相談者だけでなく、同じ林業担い手を目指す他県の現役協力隊員の方でフォローしてくださっている方もいました。島隊員の活躍が広く知られていることが分かり大変嬉しく思いました。
3年目を迎える島隊員。日頃の活動状況については、「広報久万高原」やホームページでも発信していきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします!

問い合わせ先:ふるさと創生課 移住促進班
【電話】21-1111(内線325)

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