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【久万高原町の新しい風 柔軟なアイデアで地域おこし】協力隊通信 vol.82

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愛媛県久万高原町

■総務省「地域おこし協力隊事例集」に、本町の元協力隊員、生島尚さんが紹介されました!
以前から農業に興味があり、家庭菜園を行いながら会社員として勤めていた生島さん。農業の楽しさに出合い、本格的に取り組みたいと思い、当時農業ミッションで募集があった久万高原町地域おこし協力隊に応募しました。任期中は愛媛県農業指導班が推進している雑穀の普及活動に協力し、タカキビや地トウモロコシなどのキビ類の栽培をしたほか、自然薯の栽培なども行いました。
また、任期2年目には、当時ふるさと納税返礼品開発ミッションの直木隊員(令和5年11月卒業)と新名隊員(令和3年3月卒業)とのコラボレーションによって誕生したアイデア、クラフトビールの商品化に向けて、ホップの実証栽培に取り組みました。任期3年目には、地元の3農家にホップの生産を依頼し、100%久万高原町産ホップを使用したクラフトビールの委託醸造に成功しました。
卒業後には「生島農園」を立ち上げ、有機無農薬栽培に取り組んでいます。雑穀や自然薯の栽培はもちろん、継続して良質なホップの生産ができるよう試行錯誤を繰り返しています。

■令和6年度地域おこし協力隊員の受け入れに向けて
令和6年4月から新たに協力隊員が着任することとなりました。受け入れに先立ち、受入れ担当者全員が集まり、第1回打合せ会を実施しました。
この打合せ会は、主に(1)地域おこし協力隊制度運用の理解(2)各担当者が共通の認識を持つこと、そして(3)サポート体制の構築、継続的支援の実現を目的としています。また、協力隊の受け入れに対する担当者の不安軽減や業務の効率化、職員に異動が生じた時でも協力隊自身が困らない体制づくりを目指しています。
本年度は「地域おこし協力隊制度導入支援事業」を実施し、改めて制度理解を深めたほか、募集要項の見直しやサポート体制を強化しました。また、本町初となる「おためし地域おこし協力隊」も実施することができました。しかし、受け入れ体制を強化するだけでは意味がなく、学んだことをきちんと、継続的に実践していかなければなりません。地域おこし協力隊員一人ひとりが、「久万高原町に来て良かった」と思えるような環境をつくれるよう全力を注いでいきたいと思います。来月号では新しい隊員の紹介を行う予定です。

問い合わせ先:ふるさと創生課 移住促進班
【電話】21-1111(内線325)

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