The 50th Anniversary
■上黒岩岩陰遺跡第3次調査
1962年7月に2次調査が実施されましたが、10月の13日から18日まで第3次調査が実施されることになりました。
第3次調査は岩陰最奥部(A区)とその前にあたるC区拡張区の調査を主体とし、A区が第6層(縄文時代草創期後半)まで、C区およびC拡張区は第9層までを調査しました。A区では多数の人骨が埋葬されており、それに伴い押型文土器が数多く出土しています。
この調査の際に、上黒岩第2岩陰遺跡の発掘調査も行われ、町内にもう1つ岩陰遺跡が存在することが明らかになりました。
調査成果は、愛媛新聞でも紹介されましたが、この調査以降発掘調査は中断されることになります。 (遠部)
▽学芸員のつぶやき
猿楽遺跡第2地点の調査が行われました。西日本で最も高い場所にある弥生時代の遺跡から、火を焚いた跡や調理に使った土器などが見つかりました。
問い合わせ:久万高原町教育委員会(上黒岩考古館)
【電話】21‒0139
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