■上黒岩岩陰遺跡第4次調査(2)
1969年8月2日から14日に実施された第4次調査では発掘とともに保存や活用に関するさまざまな取り組みが行われました。
土層断面はアクリル樹脂で保護されました。そのため、発掘当時の姿を今でも観察することができます。
また、中学生による調査参加がありました。さらに児童文学者のたかしよいち氏がその様子を取材し、後に『岩かげの女神石』などを執筆しました。
これらは現在の目でみても先駆的な取り組みでした。(遠部)
▽学芸員のつぶやき
『岩かげの女神石』の主人公のモデルとされる少年は、当時中学生でした。少年が作成した自由研究は、優秀な出来だったそうです。
問合せ:久万高原町教育委員会(上黒岩考古館)
【電話】21‒0139
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