■新たな地域の価値を発掘
NPO法人 能島の里
◇どのような活動をしていますか?
歴史と、地域で培ってきた産業をかけあわせて「宮窪の魅力」を発信しています。
メインの活動は大島石の学術調査や、カレイ山の整備などのボランティア、他にもしまなみの絶景が一望できる遠見茶屋(とおみちゃや)の運営や、映日果(ええじっか)の運営、最近力を入れている「黒イチジク」の栽培です。
◇なぜ黒イチジクを始めたんですか?
最初は日本イチジクをやろうと思っていましたが、知り合いが黒イチジクを栽培しており、そこで食べたのが非常に美味しかった。全国的にみても生産量が少ないですし、大島の特産品にできると考えました。黒イチジクは皮ごと食べられて、香りや味も上品。今の時期は黒イチジクジャムがおススメです。あとは、宮窪の古くから伝わった伝統の食材「エビみそ」も商品化しており、最強のご飯とパンのお供として売り出しています。
大島は村上海賊の知名度が高まっていて観光客が多く、全国的に見ても移住したいまちと認知されています。外国人の観光客も多く来ていて、この地域に可能性しか感じていません。これからもっと海賊ブランドを高めて、新たな地域の価値を発掘していきます。
・村上利雄(としお)理事長
海賊がいたことは事実。いつか全国に散らばっている海賊の子孫に声をかけて、ここがふるさとだと来てもらいたい。
・村上昌志(まさし)さん
黒イチジクは香りも非常によく、葉っぱの方にも将来性があると思っています。ジャム以外にも化ける可能性を持っているので、今後も研究を続けていきたい。
・青野右京(うきょう)さん
地元の人が今まで育ててきた素材を生かしながら、10年後・20年後のことを考え、新しい価値を創造したい。
◎今治市公務員YouTuber「イ行ノート」が取材をしました。取材の様子や仕事風景はこちらの動画から。
※詳しくは、本紙に掲載の二次元コードを読み取ってご覧ください。
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