■Godspeed!皆さんに幸あれ!
山本寿(たもつ)さん
大三島支所住民サービス課
アピールポイント:「マイペース」
「50歳になったら漁師(農家)になる」と20代のころから漠然と決めていました。40代に約10年過ごしたアメリカで2つの農業と出会い、思いを強くしました。それは「最先端の技術(AI)を駆使した農業」と「有機農業」。まったくアプローチの違う農業ですが、良いものを作りたいという思いは一緒で、理解すればするほど「目からうろこ」でした。住んでいたカリフォルニアでは有機野菜はスーパーなどで簡単に購入でき、日本でも同じようになればいいなと有機農業に気持ちは傾いていきました。
移住先に大三島を選んだのは、瀬戸内海の雰囲気が大好きだったのと、有機農業をするのに気候的、環境的によいからです。有機農業をする農家さんが多く、その方たちがネットワークを作って活動しています。私も有機農家グループ「あしたも」の一員にさせてもらい、吉川自然農園さん、のむら農園さんで研修を受けました。
最近海辺に借りた畑にブルーベリーの苗を協力隊の仲間と40本ほど植えました。人が笑顔になれる場所になればと思っています。
Godspeed!(皆さんに幸あれ!)
■地縁をいかした交流拠点を作りたい
鈴木恵理(えり)さん
地域振興課
アピールポイント:「愛嬌と初対面での人当たりの良さ」
母が今治出身で親戚も今治にいます。東京から帰省するたび、今治は穏やかで過ごしやすい場所だと感じていました。
前職で広島県三次市にてシェアハウス立ち上げに携わったことを機に、自然とともに暮らす豊かさを知りました。地元の東京よりは自然豊かな場所で暮らしたい、また自分の旗を立てたいという二つの気持ちが地域おこし協力隊へ応募した理由です。
シェアハウスやイベントを通じて感情や思考を共有する空間が好きで、またさまざまな土地を経験する中で興味をもった“地縁”をもっといかしたいと考えています。そんな想いから、これからシェアハウス×宿×飲食という拠点を波方に作ります。地域自体が盛り上がり外からの心地よい風が吹くと、より一層活気あふれる町になると信じて。
移住して多くのご縁をいただく中で、今治には年齢問わず熱量の高い人や地元貢献意欲のある人が多いこと、協力隊の認知度が高いことに驚きました。先輩隊員達の努力の恩恵を受けるとともに、今治を好きで住む人が多い町なんだなぁとほっこりしています。これからも気軽に声をかけてもらえるとうれしいです!
■五感で感じるしまなみに魅かれて
朝倉美恵子(みえこ)さん
しまなみ振興課
アピールポイント:「聞く力と親戚にいそうな雰囲気」
埼玉から来ました朝倉です。
令和元年5月に初めてしまなみ海道をサイクリング目的で訪れました。目にまぶしい新緑の中、光や風を感じながら爽快に走ったことがとても印象に残りました。それから合わせて13回来訪し、島の方とも顔馴染みになるくらい相性が良いと感じました。
それまで東京で忙しく仕事をしていましたが、人生100年時代、仕事を長く続けるにはどのような働き方がいいか考えた時、ミッション型協力隊の募集を見て「応募してみよう」と思い行動したことから現在に至ります。
現在、しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会事務局に所属し、教育旅行受け入れが主な業務です。会員の皆さんと現場やワークショップで会話を重ねていくと、環境が変化する中、軸を持ちつつも柔軟な対応が必要かなと感じています。また宿泊の需要も高く、修学旅行生を「農家民泊」として受け入れてくれるホームステイ先を募集しています。
今後は、しまなみの風土に根付いて、訪れる人・関係人口を増やしたい、よりしまなみの魅力を感じてもらえるような活動をしていきたいです。
■ハッピーサイクルクリエイターのまほりんです☆
倉瀨満帆(まほ)さん
サイクルシティ推進課
アピールポイント:「バラ公園が大好きでバラを育て始めました」
18歳の時、声優の学校に通うため、地元愛媛県東温市から憧れの大都会へ移住しました。当時の私は「田舎はなんもない。自由がない」と思っていました。夢に向かって頑張っていく中で弱虫ペダル(漫画)に出会い、ロードバイクに乗り始め、自転車の仕事をするために栃木県へ移住。プロロードレースチームでのPR活動、自転車屋さんでの販売・修理などさまざまな活動を行ってきました。その中で「愛媛出身なの?しまなみ海道いつか走ってみたいんだよね」と、しまなみ海道に憧れる多くの声を聞きました。その時気づかされました「私の地元にはみんなが憧れる素晴らしいものがあったんだ」と。しかしすぐには大好きな栃木も離れがたくて、熟考の末、1年後に地域おこし協力隊に応募。覚悟を決めて栃木から1,200km自転車で走って帰ってきました。現在はPR活動、自転車屋さんがない地域の自転車修理、メンテナンス・サイクルイベントやコースの開拓、自転車マナー向上推進活動、時にはイベントMCなどを行いながら、地域と自転車を共存させ感動を届けられるよう取り組んでいます。
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