■スピードの舞台
ープロ競輪選手を支える熟練技ー
大三島在住
フレームビルダー 梅澤雅彦さん
◇どのような活動をしていますか?
自転車のフレーム製作について、プロの競輪選手向けのフレームを手掛けています。選手のニーズを丁寧にヒアリングし、フレームの設計から材料の加工、溶接、塗装までを一貫して行います。1台のフレームを製作するには最低でも3日を要します。選手一人一人、LINEなどで夜遅くまでコミュニケーションを取りながら、細部にわたるオーダーに対応しています。
◇なぜ大三島に移住をしたんですか?
高校卒業まで今治で生活を送り、その後は長らく松山市で自転車店を経営していました。しかし、大三島分校の廃校問題を機に、故郷に戻ることを決意しました。当時、全国から生徒募集を行いましたが、受け入れ体制が十分ではなかったんです。そこで自宅を開放し、生徒を受け入れることにしました。その後は受け入れ体制が整ったため、フレームビルダーの仕事に専念することとなりました。大三島は自転車環境に恵まれており、外国人を含めた多くのサイクリストが合宿に訪れています。インバウンドの復活により、地域の発展が見込まれるため、今後も地域の成長に貢献したいと考えています。
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