市民医学講座(NO.232)

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■老眼と眼鏡
今治市医師会
廣川順子

お買い物中商品の裏の小さい文字が読みづらくなっていませんか?
40歳前後になると、新聞やスマホの細かい文字が読みづらい。遠くを見ていて急に手元の文字を読もうとすると、以前よりも手を伸ばして目から離さないと読めない。薄暗い所で本が読みにくい。逆に、手元の雑誌を見ていて、急に外を見たら景色がぼんやりとしか見えない!あれっおかしいと思いながらそのままぼんやり眺めているとだんだん見えてくるので、気のせいかとやり過ごす。
これらの症状は、年齢変化で水晶体(眼球の中にあるレンズ)のピント合わせの働きが悪くなったことで起こっています。(ただし、他の病気がない場合)
お仕事や趣味で近くを見ることが多い方は見えにくいのに眼鏡を使わないでいると、頭痛や肩こりが起こることもあります。
ご自身が使う目的に合わせて楽に見える眼鏡を使いましょう。
ほかの病気が隠れていることもあります。年齢変化で視力も変化するので検査を受けましょう。

※このコーナーの記事は今治市医師会広報委員会のご協力によるものです。