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自治体の皆さまへ

〔特集〕海が見える街~アマモを守る~(2)

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愛媛県今治市

■「今治アマモプロジェクト」
今治シビックプライドセンターとの取り組み
今治の海を知ることを通じて、地域の良さを考える取り組みをしているNPO法人です。桜井地区での保全事業をモデルケースに、湊・大新田海岸や今治城のお堀といった他の環境にも事業を展開しています。
また、アマモの分布状況について調査を進めています。その中で、幸港のアマモ場が冬の間に全て枯れていることが判明しました。アマモは本来多年草ですが、海水温上昇に伴う環境の変化によって一年で株を更新するようになったと推測されています。今ある豊かなアマモ場も徐々に失われていく可能性が浮上してきました。
そこで、安定した育成と分布の拡大を実現するため、採取した種を使って、一昨年度から陸上での試験栽培がスタートしました。ある程度生育した状態で海に移植した方が、海底に溜まった泥などで発芽生育が阻害されにくいと考えられ、アマモの定着率を上げられるよう探究しています。

これからを生きるこどもたちには自分で考え、選択・行動する力が求められています。そして、今ある枠を超え、未来を変えていく力が必要です。
今治シビックプライドセンターは平成21年(2009年)にみなと再生事業のソフト事業を担う団体として活動を始め、平成27年(2015年)にNPO法人となり10年目を迎えます。まちづくりを考え、地域の未来を語るとき、その終着点は「人」でした。
今治のシビック・プライドを「海」ととらえ〔海洋教育を活かした持続可能なまちづくり〕を実践しています。子どもたちが海へ興味を持ち、継続し、高校・大学で学び今治に帰ってきてもらう。そんな夢を描いています。このアマモ事業も、子どもたちに海の環境を知ってもらうために始めました。アマモを切り口に、種の保全・カーボンニュートラル・海洋環境問題などグローバルな視野で学んでいます。アマモを増やすことにより、海そして今治を豊かにしていきたいです。
今治シビックプライドセンター代表
青陽(せいよう)孝昭(たかあき)さん

■皆さんのエコなアイデアを教えてください
第16回今治エコライフコンテスト
家庭や地域、学校、職場などで行う地球環境に優しい取り組みのアイデアを募集しています。応募者には参加記念品、入賞者には賞品を贈呈。
応募方法:令和7年1月16日(木)までに郵送、ファクス、メールまたは直接、環境政策課へ
(〒794-8511住所不要)

問合先:【電話】0898-36-1535【FAX】0898-24-7530【E-mail】kankyou@imabari-city.jp

あらゆる魅力を育む「海」を守る取り組みを行っています。
皆さんもごみをポイ捨てしないなど、美しく・豊かな海を守っていきましょう。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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