■むすんだ絆、つながる未来
今治市長
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
本年、今治市は12の家族が一つになって20年の節目を迎えます。昨年1年間を通じて実施した合併20周年記念事業をはじめ、さまざまな取り組みに多くの市民の皆さまからご協力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
記念事業の一環として進めている「みらい発掘プロジェクト12」では、154名の皆さまに発掘隊として参加していただき、地域の魅力を掘り起こし、その価値を磨き上げる活動を続けています。今年3月に予定されているグランドフィナーレで、各発掘隊が見つけた「宝物」を披露していただけることを楽しみにしています。
そのほかにも「木育キャラバン」で木のおもちゃに夢中で遊ぶ子どもたちの姿や、「サンリオスペシャルパレード」でご家族が大人気キャラクターたちと交流を楽しむ様子など、たくさんの笑顔にあふれたイベントを通じて、今治の魅力を再認識していただく機会になったと感じています。
こうした記念すべき年に、FC今治のJ2昇格が大きな歓喜をもたらしてくれました。昇格当日のパブリックビューイング会場の熱気は、FC今治が市民に夢と感動を与え、今治の街に活力とにぎわいをもたらしていることを改めて実感するものでした。新たなステージでのさらなる挑戦を、地域全体で応援したいと思います。
市政においても、これまでの取り組みの成果が表れ始めています。「住みたい田舎ベストランキング」では2年連続の四冠を達成し、県内自治体初となる「日本子育て支援大賞」も受賞しました。また、過去に指摘された消滅可能性自治体から脱却することができ、今治に吹き始めた新しい風を確かに感じる1年となりました。
一方、課題も山積しています。人口減少や物価高騰、相次ぐ災害など、市民生活に影響を及ぼす課題への対応は避けて通れません。令和7年も、こうした課題にしっかり向き合うと同時に、「市民が真ん中」の視点を大切に、今治に暮らす人、故郷を想う人、この地に魅力を感じてくれる人、すべての方と結んだ絆をさらに深め、未来へとつながるまちづくりに全力で取り組んでまいります。
結びに、本年が市民の皆さまにとって希望あふれる1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
■次の20年を見据えたまちづくりを
今治市議会議長
明けましておめでとうございます。
市民の皆さま、穏やかで希望に満ちた新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、本市にとって記念すべき出来事が幾つかありました。中でも、FC今治のJ2昇格は、今治市民に大きな感動と誇りをもたらしました。今治市をホームタウンとして活動し、多くの皆さまに愛されてきたFC今治が、その努力と情熱で新たなステージに立ったことは、私たちにとっても大きな励みとなります。この快挙を機に、今後さらに地域全体の活力を引き出し、スポーツを通じた地域づくりに一層力を入れていきたいと考えています。
さて、今年は新今治市誕生から20周年を迎える節目の年でもあります。合併から20年の歳月が流れ、その間に市民一人一人が地域の発展に寄与し、今治市は大きな成長を遂げてまいりました。この20年間の歩みを大切にしつつ、次の20年を見据えた新たな挑戦に取り組んでいきたいと考えています。
しかし、依然として地域づくりには多くの課題が残されています。少子高齢化の進展や人口減少による地域活力の低下など、私たちが直面する課題は厳しさを増しています。その中で、持続可能な社会を実現するためには、市民の皆さま一人一人がその重要性を理解し、協力し合うことが不可欠です。
これからも、市民の皆さまとともに議員一丸となり、今治市がいつまでも安心して暮らせる、にぎわいあふれるまちであり続けることを目指して取り組んでまいります。どうか本年も、市議会に対してご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今年1年が皆さまにとって、幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
◎市議会議員から市民の皆さまへの年賀状は公職選挙法により禁止されていますので、失礼いたします。
ご理解とご協力をお願い申し上げます。
今治市議会議員一同
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