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2025年版第13回住みたい田舎ベストランキング(2)

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愛媛県今治市

◇“次”に繋がる生き方を
京都→伯方島(移住2年目)
小川(おがわ)竜也(たつや)さん・幾子(いくこ)さん

2年前に京都からご家族で移住されたのが小川さんご夫婦です。お二人は自身の移住について「移住して良かったで終わりではなくて、ここでどんな事をやっていこうかとずっと考えています」と仰います。
去年の5月にオープンし、伯方町伊方で柑橘とその加工品を中心に販売する「OMOYA.」を営んでおられます。これまでハッサクの甘酒やミカンゼリーなどを販売してきました。時期や年によって甘さなどが異なることから、その時採れたものの出来に合わせた加工品を考案していくのだそうです。
「妄想するのが大好きで、どんどん新しいアイデアが浮かんでくるんです」例えば、と教えていただいたのが“イノシシ用のイモ”。畑ではサツマイモも育てていて、これを檻に入れてくと百発百中で捕獲できたとのこと。人が食べるためだけでなく、イノシシを誘き寄せる餌としても考えているそうです。「自分も助かるし、島の人のためになるようなことになればいいなと思います」
移住当初を「すごく人に恵まれていた」と振り返られるお二人。きっかけは“とある農家さんのミカンがとてもおいしくて、畑を守りたいと思ったから”。ただそれだけの、ただし熱い思いで所縁のない土地へ移住を決意されました。その結果、地域の一員として、家族で楽しく暮らす今治時間を満喫しています。伊方周辺だけでなく、伯方島全体の人に支えられて、すっかり馴染むことができたと感謝され「だから、何らかの形で恩を返していければ」とこれからの生活に気持ちを込められます。
「畑も借りるだけにしているんです。代々受け継がれてきた土地を、親族の人が継げるなら一番いいですから。いつそうなってもいいように、自分らが繋いでいくという感覚です。何事にも本気で取り組んで生活して、結果的にそれが島に還元されるみたいなのが理想です」
むっちゃ理想的ですけどと語る姿に、けれどお二人の心意気があれば達成しそうだと思える頼もしさを感じることができました。

問合先:
・地域振興課【電話】0898-36-1514【FAX】0898-32-5211(代)
・しまなみ振興課【電話】0897-72-8772【FAX】0897-72-0037

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