■春の味覚を味わう
ー上浦地区ー
・農家民宿 しまなみの小さな家 井上貞子(ていこ)さん
・井上苺園 井上衣美(えみ)さん
上浦町で農家民宿と、苺園を営む井上さんご家族。貞子さんは農家民宿を、衣美さんは苺園を経営し、それぞれの魅力を生かしながら地域の恵みを届けています。
◎貞子さん
「私が作るのは、夫が畑で育てたフキノトウを使った『ふき味噌の焼きおむすび』です。フキノトウはほろ苦さが特徴ですが、味噌と合わせることでまろやかになり、香りが引き立ちます。生のままだと日持ちしませんが、ふき味噌にすれば約2週間保存できますし、焼きおにぎりに仕上げると、外は香ばしくて中はふんわり。春の味覚を存分に楽しめる一品です。農家民宿には、世界中からたくさんの方が訪れます。自家菜園で育てた野菜や、苺を使ったサンドイッチなど、季節の食材を生かした朝ごはんをお出ししています。朝、出来たての料理を囲んで「おいしい!」と笑顔になってくれるのが何よりうれしいです」
◎衣美さん
「私は苺(紅い雫)を使った『苺の酢飯おむすび苺ピクルス添え』を作りました。ひなまつりをイメージして、苺の甘酸っぱさがほんのり香る酢飯を使っています。卵とも相性が良く、見た目も華やかになりますよ。井上苺園では、約4種類の苺を栽培していて、苺狩りを楽しんでもらえます。春になると菜の花が咲き、ミツバチが飛び交う、自然豊かな農園なんです。農家民宿と苺園に、ぜひ遊びに来てくださいね」
今治市合併20周年記念事業で「おむすび」をキービジュアルとしたロゴマークを作成しました。
今年度は「むすぶ」をテーマに紹介します。
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