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熊本県人吉市

■令和2年7月豪雨から3年犠牲者を追悼し復興への決意新たに
市では、令和2年7月豪雨から3年となるのを前に、カルチャーパレスで令和2年7月豪雨犠牲者追悼式を執り行いました。熊本県との共催。
式には遺族など約30人が参列。はじめに全員で犠牲者に黙とうをささげ、松岡市長が「みんなが幸せを感じるまち。ずっと住み続けたいまち人吉を目指して、復興の歩みを止めることなく、力強く前進していく」と述べ、続いて蒲島県知事が「一日も早く被災者の住まいの再建を成し遂げるなど、被災地の安心・安全の確保と創造的復興に向けて、全力で取り組む」と述べました。
遺族代表の言葉では、伯母の倉岡アヤ子さんを亡くした倉岡伸至さんが、アヤ子さんとの思い出や人柄を振り返りながら「あの日見た惨状、伯母を亡くした悲しみを忘れることはないでしょう。災害はいつ起こるか分からない。教訓を生かした防災対策を行い、当事者として経験を伝えていきたい」と復興への思いを述べました。
131棟の家屋が被害に遭い、3人の犠牲者が出た下青井町では、遺族らが昨年10月に復旧した下青井町会館に集まり慰霊祭を開催。犠牲者をしのぶとともに、災害が風化することなく正しく後世に伝わることを祈念しました。吉村政浩町内会長は「日本各地で発生する大雨のニュースを見るたびに、水害が起こらないように強く願っている」と話しました。
熊本県出身の映画監督・行定勲(ゆきさだいさお)さんがディレクターを務める「くまもと復興映画祭」の球磨川特別編が、昨年に引き続きカルチャーパレスで開催され、本市出身の内村光良(てるよし)さんが監督・脚本を手がけた映画『夏空ダンス』など5つの作品が上映されました。
同映画祭は熊本地震後の平成29年に始まり、映画の力で熊本を勇気付けてきたもの。オープニングで行定監督は「水害やコロナなど大変な中で、映画にできることは夢を与えたり楽しんでもらったりすること。ぜひ楽しんで元気になってほしい」とあいさつ。特別ゲストで登場した内村監督は「47分という短さだが人吉を思って作った」と話し、上映後、再び登場すると会場は大きな拍手で包まれました。

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