図書館だより

28／34

■10月図書館カレンダー

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『夫妻集』小野寺史宜/著
『ドゥルガーの島』篠田節子/著
『ヘルメス』山田宗樹/著
『百鬼大乱』真保裕一/著
『遠い声、遠い部屋』トルーマン・カポーティ/著
『写真整理で人生整理』大津たまみ/著
『藤井聡太がやさしく教える将棋・攻めの基本』藤井聡太/監修
ほか

▽児童書
『どんぐり』たてのひろし/さく
『20ぴきのおいしいあき』たしろちさと/作・絵
『おばけっているの?』エラ・ベイリー/作
『うかぶかな?しずむかな?』川村康/文、遠藤宏/写真
『世界一長い鉄道トンネル』笹沢教一/文
『6+1の不思議』斉藤洋/作
『ワクワク天敵どうぶつ図鑑』成島悦雄/監修
ほか

■ピップスおはなし会のご案内〜10月のおはなし会〜
日時：14(土)午後1時30分～
場所：図書館　おはなしコーナー
対象：どなたでも参加できます

■電子図書館の新着図書
『推し、燃ゆ』宇佐見りん/著
『オバペディア』田丸雅智/著
『うつかなと思ったらまず読む本』和田秀樹/著
『アンパンマンともえるほし』やなせたかし/作・絵
『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』柴田ケイコ/作
『もっとすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎/著
ほか

伊方町電子図書館ホームページ
【URL】https://web.d-library.jp/ikata

■図書館長のススメ!
『とんび』重松清/著(角川書店)

皆さん、「読書の秋」到来です。お好みの飲み物を片手に、どうぞお楽しみください。
今月は重松清先生にスポットを当てたいと思います。先生は「家族」をテーマにした作品が多く、それゆえに親しみやすく、読み手が感情移入しやすいという特徴があります。
その数ある作品の中から推奨したいのは「とんび」です。
「トビがタカを生む」ということわざがあるように、平凡な親から優秀な子どもが生まれるという意味があるのは解るのですが、私としてはトビに失礼な気もしますが…。
その平凡な主人公市川安男こと通称「ヤス」が妻の「美佐子」と結婚し、「アキラ」が生まれます。この父子が物語の軸となります。どちらが「トビ」でどちらが「タカ」なのか読者の方なら、もうお解りですよね。
アキラが4歳になる前に母が事故で亡くなり、不器用なヤスだけでは心許ないと幼馴染や同僚などが手助けしてくれます。不器用でまじめなヤスさん、アキラも横道に逸れず、素直な青年に成長して行きます。あまりに面白くて一日で読了出来る程です。
さて、最後の結末は!
この本をお勧めするのは、あくまでフィクションではあるが、家族の絆を考えさせられる本であり、多くの方に読んでいただきたいからです。

*****************************
■利用案内
開館日時：火曜日～日曜日午前9時30分～午後6時
休館日：毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)祝日、月末図書整理日、年末年始蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。