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伊方町学校再編検討委員会の検討報告が発表されました(2)

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愛媛県伊方町

■III 再編を検討するにあたっての留意点
1 「伊方町が目指す現実的な学校規模について」をもとに、児童生徒の期待にそえる学校づくりを目指す。
2 通学距離、時間に配慮すること。
3 学校施設に極端な差異がないこと。
4 保護者や地域住民などに理解や協力を得られる計画であること。
5 円滑な再編ができるよう計画的に進めること。

■IV 学校の適正規模・適正配置の具体的方策について
●1 具体的な検討を要する学校(小学校)
▽(1)九町小学校
令和4年度の児童数は38人、学級数は4学級(複式2学級)であり、現時点で過小規模な学校である。推計によると令和5年度には学級数は3学級(完全複式)、令和9年度には児童数が19人となり、学年に1人の学級が2つできる。このことから、再編検討の必要な小学校である。再編案としては、同じ中学校区内で近隣の小学校である、伊方小学校と統合することが望ましい。再編時期は令和8年度を目途とする。

▽(2)三机小学校
令和4年度の児童数は21人、学級数は3学級(完全複式)であり、現時点で過小規模な学校である。推計によると令和10年度には児童数が18人となる。このことから、再編検討の必要な小学校である。再編案としては、これまでの地域間の繋がりや学校交流も含め、大久小学校と併せて三崎小学校と統合することが望ましい。再編時期は令和9年度を目途とする。

▽(3)大久小学校
令和4年度の児童数は25人、学級数は3学級(完全複式)であり、現時点で過小規模な学校である。推計によると令和10年度には児童数が11人となり、教員数が減ることが予想される。このことから、再編検討の必要な小学校である。再編案としては、これまでの地域間の繋がりや学校交流も含め、三机小学校と併せて近隣の三崎小学校と統合することが望ましい。再編時期は令和9年度を目途とする。

●2 具体的な検討を要する学校(中学校)
▽(1)瀬戸中学校
令和4年度の生徒数は28人、学級数は3学級であり、現時点で過小規模な学校である。推計によると令和11年度には生徒数が19人、学級数は3学級となり、次年度には複式学級になる予定である。このことから、再編検討の必要な中学校である。再編案として、瀬戸地域の小学校が三崎小学校に統合する予定であり、小中学校の連携及び保育所・高校・地域等を併せた教育環境やスクールバス運行も考慮して、近隣の三崎中学校へ統合することが望ましい。再編時期は令和10年度を目途とする。

▽(2)三崎中学校
令和4年度の生徒数は21人、学級数は3学級であり、現時点で過小規模な学校である。推計によると令和11年度には生徒数が22人、学級数は3学級となり、次年度には複式学級になる予定である。このことから、再編検討の必要な中学校である。

●3 将来的に検討を要する学校(中学校)
推計によれば令和13年度には中学校の生徒は100人以下となり、学校経営(教職員数の減・部活動の種目数減等)が大きく制約される。よって将来、町内の中学校を1校に統合するものとし、令和10年度以降にその検討を行う。1校への統合を検討する際は、生徒の通学距離や通学時間を重視して、統合後の学校の場所を検討する。

■V 学校再編を行うにあたっての配慮
1 児童生徒の新たな環境の変化に対する不安への対応
2 目が行き届かなくなる、細やかな指導が出来なくなるなどの不安への対応
3 通学の負担増に対する不安への対応
4 地域に学校がなくなるという不安への対応
5 施設設備面の充実
6 廃校施設等の利活用
これらに配慮し、児童生徒、保護者や地域住民の理解や協力を得て行うよう努めること。

■VI 学校の活性化について
1 小規模校のメリットの最大化
2 小規模校のデメリットの緩和
3 小規模校への支援の充実
学校再編までに進む小規模校化に対して、学校の活性化を図る方策として、上記の内容に取り組む。

報告書本文に関するものについては以上ですが、報告書には参考資料も添付されております。審議会の会議録概要も合わせて、ホームページでご覧になれます。

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