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教育News(ニュース)

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愛媛県伊方町

教育Newsでは、伊方町教育委員会の取組や情報、各学校の紹介や教育関係行事等をお知らせします。

■災害に備える-伊方町各小中学校の取組から-
今年も梅雨の季節が訪れ、台風も発生しております。豪雨や土砂災害・暴風など、様々な災害が想定されます。そして、災害はいつ発生するか予想がつきません。
ご承知のように伊方町の小中学校は、佐田岬半島の地形上、土砂災害警戒区域に立地しており、多くの小中学校は、津波浸水地域になっております。また、地震や風水害なども想定されます。
伊方町・伊方町教育委員会としても、様々な防災対策や整備を行っており、学校においても防災・減災教育を推進しております。各学校で実態に合った防災計画を作成し、それに基づいて、地震や津波、土砂災害、原子力防災などの避難訓練、児童生徒の引渡し訓練などを実施しております。加えて火災避難訓練、交通安全教室、防犯教室なども行っております。このような実践をとおしてどの学校も防災・減災などの意識を高め、知識だけでなく主体的に行動できる児童生徒にしようと取り組んでいます。
各小中学校とも、年間をとおして訓練を計画し、すでに実施済みのものもあります。その中から、三崎小学校と三崎中学校を含む三崎地域の学校の取組を紹介します。

■三崎地域の保育所・小学校・中学校・高校が連携した取組
令和5年5月13日(土)に、三崎小学校と三崎中学校は、防災教育に関する参観日を行いました。三崎小学校では、日本赤十字社愛媛県支部から平野昇課長を講師にお迎えし、地震・津波等の災害に対する備えや心構えなどについて、子どもと保護者・教職員が共に学ぶ講演会を行いました。その後、三崎保育所・三崎小学校・三崎中学校・三崎高校が合同で地震と地震後の津波に対する避難訓練を実施しました。あいにくの雨でしたが、三崎地区消防団や三崎地区自主防災の関係者の皆さんに指導や支援をしていただき、三崎高校まで避難しました。
所々で三崎高校生が子どもたちを見守り、高校までサポートしました。このように、様々な場面で支援が必要な子どもを、支援できる者がサポートする姿があちこちで見られました。
三崎高校体育館では、三崎高校生が主体となって避難所や段ボールベッドなどの防災ブースの体験やおにぎりの炊き出しなどを行いました。避難だけでなく、被災後の生活についても触れることができました。
その後、保育所・三崎小学校・三崎中学校では保護者を交えて引き渡し(引き取り)訓練を実施しました。被災した際に、自分の安全が確保できたら、次に家族の安否が気になると思います。そのための連絡方法についても点検しました。
このように、保育所・小学校・中学校・高校と地域の防災関係の皆さんが連携した訓練を行うことにより、自分の命は自分で守る意識を高めるだけでなく、より実践的な訓練ができ、被災後も力を合わせて難局を乗り切ることのできる共助意識の高い地域に繋がっていくと思います。
学校は、未来を担う子どもたちの命を預かっているということを自覚し、災害などに備えるよう努めています。
伊方町教育委員会においても、防災計画やマニュアルなどの整備、防災関係講演会や研修会の実施、訓練などの実施依頼、防災関係備品(児童生徒一人ひとりに防災ヘルメット配付、各小中学校への防犯カメラ設置や緊急対応の委託等々)の設置・配付など、多くの対策を行い、各学校における防災・減災対策を支えております。

■伊方町PTA連合会定期総会開催
去る5月19日に伊方町生涯学習センターにおいて、令和5年度の伊方町PTA連合会の定期総会が開催されました。伊方町PTA連合会は町内の5つの小学校、3つの中学校、そして三崎高等学校を含めた9校のPTA会員で構成されています。「児童・生徒の健全育成を目指して、会員一人ひとりがいつまでも学ぶ心をもち、信頼と連携のきずなを強めながら地域に根差したPTA活動を推進する。」という目標を掲げて活動しています。総会では役員選出も行われ、九町小学校PTA会長の高野晃一さんが、連合会の会長に就任されました。
また、総会では、今年度の事業計画も話し合われ、来る8月26日(土)には、伊方町民会館にて「伊方町PTA研究大会」が開催される予定です。

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