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自治体の皆さまへ

図書館だより

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愛媛県伊方町

■8月図書館カレンダー

■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。

▽一般書
『縁切り上等!』新川帆立/著
『雫の街』乃南アサ/著
『図書館のお夜食』原田ひ香/著
『この夏の星を見る』辻村深月/著
『聴こえない母に訊きにいく』五十嵐大/著
『俳句ミーツ短歌』堀田季何/著
『教室を生きのびる政治学』岡田憲治/編
ほか


『ねこのゆめ』荒井良二/著
『じめんのしたはマンモスのくに』まつおかたつひで/作・絵
『一年一組せんせいあのね』鹿島和夫/選
『やさいのはななんのはな?』宮崎祥子/構成・文,網野文絵/写真
『ちょっとこわいメモ』北野勇作/著
『小説版ito』ナカムラミツル/原案
『安心安全スマホ・タブレット入門』藤子・F・不二雄/キャラクター原作
ほか

■ピップスおはなし会のご案内〜8月のおはなし会〜
日時:12日(土)午後1時30分~
場所:図書館 おはなしコーナー
対象:どなたでも参加できます♪

■中学生職場体験
6月27日から29日までの3日間、伊方中学校の2年生2名が職場体験を行いました。今回二人が作成した「おすすめの本紹介」をカウンター横で展示しています。ぜひご覧ください。

■図書館長のススメ!
『すぐ死ぬんだから』内館牧子/著(講談社)

皆さん、夏を満喫してますか。くれぐれも熱中症には十分お気を付けください。
今月の推奨作品は内館牧子先生の「すぐ死ぬんだから」です。なんとも強烈なタイトルですね。この作品は先生の高齢者小説三部作の中の1作品です。参考として作品を紹介しておきます。古い順に「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」となります。機会があれば読んでみてください。
書き出しから『年を取れば、誰だって退化する。鈍くなる。緩くなる。くどくなる。愚痴になる。淋しがる。同情を引きたがる。ケチになる。どうせ「すぐ死ぬんだから」となる。そのくせ、「好奇心が強くて生涯現役だ」と言いたがる』と高齢者の特徴を羅列しています。これに、あと一つだけ加えていいなら「融通が利かなくなる」でしょうか。
さて、この物語の主人公「忍ハナ」は78歳。60歳を越えたら、実年齢に見えないように努力をしてきたらしい。
物語の中盤辺りから、夫の遺言書によるトラブルが起こるが、ここからが先生の筆力が発揮出来るところ。あたかも目の前で繰り広げられるような臨場感。ページを捲る手が止まりません。周りの登場人物がこれまたいい。個性的ではないが、居なくてはならない。またハナとのバランスがいい距離感。ぜひ読んでみてください。
この本をお勧めしたいのは、高齢者が主役であり、主人公のように、日々精一杯生きてる姿を感じ、皆さんが元気をもらい、色々なことにチャレンジして欲しいと思うからです。

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■利用案内
開館日時:火曜日~日曜日午前9時30分~午後6時
休館日:
・毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)
・祝日、月末図書整理日、年末年始・蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。

問合せ:伊方町立図書館(伊方町生涯学習センター2階) 愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1992番地
【電話】(0894)38-0607【HP】http://www.town.ikata.ehime.jp/site/tosyokan/

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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