■(1)運転状況について(令和5年11月末日現在)
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(定格電気出力89万キロワット)
定格熱出力一定運転中
■(2)伊方発電所3号機 出力領域中性子束を測定する計器の不具合について
伊方発電所3号機は通常運転中、出力領域中性子束を測定する計器4チャンネルのうち、1チャンネルについて、11月22日11時21分、表示に不具合があるため、点検が必要と判断しました。
その後、点検を実施するため、4チャンネルある回路のうち、1チャンネルを、同日15時02分に停止しました。これにより、同時刻に原子炉施設の保安規定に定める運転上の制限から逸脱したと判断しました。(保安規定では、安全機能を確保するために回路4チャンネルを確保することを求めている。)
当該計器の点検を行い、絶縁増幅器の取り替えを実施し、回路を復旧しました。その後、計器の表示が正常に復旧したことから、同日16時30分に運転上の制限の逸脱から復帰しました。
■(3)伊方発電所3号機 ETA電解槽供給ポンプAの異物確認について
伊方発電所3号機は通常運転中、11月28日11時55分、ETA電解槽供給ポンプの出口逆止弁に異物があることを保修員が確認しました。
その後、ETA電解槽供給ポンプAの分解点検を実施したところ、異物は当該ポンプの部品の一部であることを確認しました。
なお、当該装置の配管を確認し、11月29日に部品の残り部分を回収しました。
このほか、11月8日に作業員の体調不良の連絡がありました。
これらの事象による、プラントへの環境及び環境への放射線に影響はありません。
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