■(1)運転状況について(令和6年8月末日現在)
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(第17回定期検査中)
■(2)伊方発電所3号機 1次冷却材ポンプ3C封水注入系統フランジからの漏水について
定期検査中の伊方発電所3号機において、8月1日15時15分頃、原子炉格納容器内の床に水たまりがあることを確認しました。
現地を確認したところ、水たまりについては、1次冷却材ポンプ3Cの点検のために開放した封水注入系統配管フランジからの漏水であることを確認しました。また、当該配管フランジより漏水が継続していたため、当該配管フランジに閉止蓋を取り付け、漏水は停止しています。
水たまりは原子炉格納容器内の1次冷却材ポンプ3C付近に留まっており、外部への漏えいはありませんでした。
漏水量は約14リットルで、分析の結果、放射能量は、2.7×10⁵Bqと推定しました。
今後詳細を調査します。
■(3)伊方発電所3号機 原子炉補助建屋1階原子炉コントロールセンタ3Aのケーブル焦げについて
定期検査中の伊方発電所3号機において、8月5日11時07分、原子炉補助建屋1階にある原子炉コントロールセンタ3Aに解線されたケーブルの接続端子に焦げがあることを保修員が確認し、11時14分に消防署へ連絡しました。
その後、12時52分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
調査の結果、原子炉コントロールセンタ3Aは停電中であり、点検のため解線していたケーブルの下流側にある海水ピット回転バースクリーン3A用スイッチを「入」としたことにより、解線していたケーブルに電流が流れ、接続端子が焦げたものと推定しました。
その後、焦げていた接続端子を取り替え、ケーブル等の健全性確認を行い、8月6日10時10分、通常状態に復旧しました。
今後詳細を調査します。
■(4)伊方発電所3号機 特重建屋火災感知器の誤作動について
定期検査中の伊方発電所3号機特重建屋において、8月6日0時21分に火災を示す信号が発信されたことから、0時23分に消防署へ連絡しました。
その後、1時04分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
火災の発生を示す信号が発信した火災感知器の取り替えを行い、火災発生を示す信号の再発信がないことから、当該火災感知器の誤作動と判断し、2時40分、通常状態に復旧しました。
■(5)旧塵埃焼却炉建屋の火災感知器の誤作動について
8月19日22時28分、旧塵埃焼却炉建屋において火災の発生を示す信号が発信したことから、22時38分に消防署へ連絡しました。
また、初期消火班が現地確認を行い、22時42分、炎や発煙等が無いことを確認しました。
また、23時13分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
原因調査のため、当該建屋の火災感知器の確認作業を実施したところ、当該建屋の火災を示す信号が停止し、その後、火災の発生を示す信号の再発信がないことを確認しました。
当該建屋は火災の発生を防止するため、立入制限措置を行い、本日電気の供給を停止し、当該建屋に保管している物品については、搬出しました。
今後詳細を調査します。
このほか、8月1日、17日に作業員の負傷・体調不良の連絡がありました。
これらの事象によるプラント及び環境への放射能の影響はありません。
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