■10月 図書館カレンダー
▽利用案内
開館日時:火曜日~日曜日 午前9時30分~午後6時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日のときはその翌日も)祝日、月末図書整理日、年末年始蔵書点検日
※町見公民館・瀬戸町民センター・三崎公民館で図書と雑誌の予約受取・返却ができます。
■新着図書
新しく購入した本は図書館ホームページからもご覧いただけます。
▽一般書
『鑑定』山田宗樹/著
『マザー』乃南アサ/作
『名探偵の有害性』桜庭一樹/著
『大きな玉ねぎの下で』中村航/著
『こころは今日も旅をする』五木寛之/著
『裁判員17人の声』牧野茂[ほか]/編著
『あるある!田舎相続』澤井修司/著
ほか
▽児童書
『りょこうにいこう!』五味太郎/作
『かげとあそぼう』むらかみひとみ/作
『こぐまのいばしょ』ブリッタ・テッケントラップ/作
『名探偵コナン空想科学読本』柳田理科雄/著
『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』田丸雅智/著
『6年3組さらばです』吉野万理子/作
ほか
■ピップスおはなし会のご案内~10月のおはなし会~
日時:19日(土)午後1時30分~
場所:図書館 おはなしコーナー
対象:どなたでも参加できます
※今年度から第3土曜日に変更になりました
■電子図書館の新着図書
『悪玉伝』朝井まかて/著
『終活1年目の教科書』黒田尚子/著
『おいしい果樹の育て方』三輪正幸/著
『ねことねずみ』いもとようこ/文・絵
『ユニークれっしゃ』小賀野実/写真・文
『謎解きカフェの名探偵』白川小六/著
ほか
電子図書館ホームページ
【URL】https://web.d-library.jp/ikata
■図書館長のススメ!
『きたきた捕物帖』宮部みゆき/著(PHP研究所)
読者の皆さん、読書の秋ですね。「読書メーター」(無料)というサイトをご存じでしょうか。自己の読書記録は元より、他の登録者の読後感想から新作の紹介まで、色々参考になります。是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
今月の推奨本は宮部みゆき先生の「きたきた捕物帖」です。この作品は「私が生涯書き続けたい捕物帖」だと先生は語っておられます。それだけ思い入れがあるという事ですね。今まで手掛けたジャンルとしては推理小説、ファンタジー、ミステリーなど幅広く、かつ面白い、読み応えのある作品を多く出されています。最近は時代劇ドラマの新作はなかなか見る機会は無くなりましたが、時代小説は今でも人気があるようです。世知辛い世の中で「癒し」を求めているのかもしれませんね。
何とのっけから岡っ引きの千吉親分が亡くなってしまいます。これは親分を生かして展開するよりも死をきっかけにした方が面白いと考えたのでしょう。その親分を軸に様々な人が紐づいていくのですが…。
主人公「北一:通称きたさん」と「喜多次:通称きたさん」。だから…「きたきた」なんですね。納得しました。きたさんこと「北一」は千吉の末の子分で親分の生業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。ある事件が起き、岡っ引きの見習いだった北一は解決するべく奮闘するのだが。そこで千吉親分の奥さん(松葉)がいいヒントを与えてくれます。それに加えて、北一に手柄を立てされるべく、二人目の喜多次が助けてくれます。寡黙で取っ付き難い人間かと思っていましたが、ホントはすごい能力を持っていました。この二人の成長を見守っていきたいですね。
江戸時代の風景やその場の匂いを想像しながら読むのも楽しみの一つです。
果たして、この二人にはどんな未来が待っているのでしょうか。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>